デビュー40周年記念演奏会 三原剛

アンコール : シューベルト: 魔王 D328

        小林 秀雄: 落葉松

 

 ”Ich habe genug"  BWV.82 この曲を聴きたくて今日は来ました。

フィッシャーディースカウのレコードで何度も聴きました。大好きな曲です。

 感想は、歌手の声は声量もあり、良かったですが、伴奏の弦楽、通奏低音のチェロを含めて、頼りない音でした。この曲は、歌手だけが良かっても、楽しめません。伴奏がしっかりして、歌手以上の実力が無くては駄目ということがわかりました。

 その点、ニ曲目のブラームスは良かったと思います。

 後半の一曲目は、歌手の三原が、特別思い入れがある曲だそうですが、ーーーー

 後半の後半、お馴染みの歌曲ですが、哀愁を帯びて切々と歌うような仕上がりでした。

アンコールの魔王、物凄く良かったです。”Mein Vater, Mein Vater” と叫ぶところは秀逸でした。これなら後半はシューベルトの歌曲から数曲選べば良かったのでは無いでしょうか。

 

 歌手の三原は、Bwv.82 とブラームスOp.121 がカップリングされた、ハンスホッターのLPレコードを聴いて、いつかこの曲が歌える歌手になりたいと思われたそうです。

 歌手40周年を記念した、一番歌いたい曲を選曲したようです。また、一曲の伴奏だけに室内弦楽を用意したり、5分程の朗読に浜畑賢吉を起用するなど、力の入った企画でした。浜畑賢吉さん歳取りましたね。

 ロビーには、支援者からの花束が盛り沢山に飾れていました。今日の客層は、いつもと違いました。

 指揮者の「大友直人」がすぐ前の席にいました。

 

写真はホームページより

 

 

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