2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

飛田で生きる

杉坂圭介 著 飛田で生きる(遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白) 副題通りの内容です。ゴーストライターを使って無いとしたら、著者はかなり教養ある人だと思いました。読みやすいです。 ✰✰✰ =======================================================…

疑心(隠蔽捜査-3-)

今野 敏 著 疑心(隠蔽捜査-3-) 隠蔽捜査の第三巻目です。これも大変面白く一気に読めました。 「竜崎信也」警視長は大森署の署長である。今日は芸能人が制服を着て管内をパレードする一日署長というイベントである。芸能人の名前を聞いたが覚える気もない…

果断(隠蔽捜査-2-)

今野 敏 著 果断(隠蔽捜査-2-) 隠蔽捜査の第二作目です。これも面白いですね。一気に読めました。 大森署に赴任した「竜崎伸也」警視長は、家族と共に、署長用の官舎に移る。長女「美紀」は就職活動をしている。長男「邦彦」は浪人している。 公園の落成…

窓の外は向日葵の畑

樋口有介 著 窓の外は向日葵の畑 図書館で何気なく手にした本です。読み始めて結構面白く借用しました。感想はまずまず面白いと思いました。幽霊が現れるというありえない展開がありますが。 僕と言う主人公が二人います。一人は「青葉 滋」という松華学園の…

炉辺荘のアン

ルーシィ・モンゴメリ 著 炉辺荘のアン 原題は、Anne of Ingleside です。アン・シリーズの第七巻目です。 「アン」は、新婚の時代を過ごした House of Dream から引っ越して、Ingleside での生活、小さな六人の子供達の子育てを描いています。 私の感想は、…

エチュード

今野 敏 著 エチュード 警視庁捜査一課・碓氷弘一 の第四巻目です。全体の印象としては、『隠蔽捜査』の方が緊張感があり面白いです。 「碓氷弘一」警部補、四十八歳、その上司「鈴木滋」第五係長、警部、四十五歳、は警視庁捜査一課に所属している。碓氷の…

隠蔽捜査

今野 敏 著 隠蔽捜査 面白いです。これまで今野 敏の著作は読んだことがありませんでしたが、オール読物の三月号で、『防諜捜査』というのを読みました。そして、今野 敏の著作を何冊か図書館から借り出しました。これまで警察小説と言うジャンルあまり読ん…

豆の上で眠る

湊 かなえ 著 豆の上で眠る 湊 かなえ の著作は、すごく人気がありますね。図書館でも予約人数は大変多いです。この本も借りるのに一年近くかかりました。この『豆の上で眠る 』という本作は、著者の作品のなかで、どれくらいの位置を占めているのか判りませ…

Phoenix OSAKA 2015 受講生修了コンサート

本年度で八回目です。関西に繋がりのある人を対象としています。 クワルテットは、ファースト・ヴァイオリン次第であると思っていますが、それが確認できました。それぞれ個性があり違います。当然内声部、低音部の違いもありますが、1stでまったく印象がか…

Bach Orgel 連続演奏会

アンコール : J.S.Bach G線上のアリア Liszt J.S.Bachのモテット「わが心に憂い多かりき」による導入部とフーガ この演奏会では『足鍵盤をスクリーンに映す 』という大変面白い試みがありました。今日の選曲は足鍵盤が活躍する曲が多かったので、このように…

その日まで ー紅雲町珈琲屋こよみー

吉永 南央 著 その日まで ー紅雲町珈琲屋こよみー 副題から判る様に、『紅雲町ものがたり 』の続編です。前作と同じ様に良い小説です。各章ごとに独立した話から、全体として話が関連してゆく様に変わってきます。 ひと目でかまわれていない子と判る男の子「…

緋の天空

葉室 麟 著 緋の天空 藤原不比等の子、安愛媛(あすかべひめ)、後の光明子が主人公である。聖武天皇の妃となる人である。十歳の頃より、没するまでが描かれている。 途中で、読むのを断念しました。 私にとって、どちらかと言うと苦手な分野です。史実に基ず…

南青山骨董通り探偵社

五十嵐貴久 著 南青山骨董通り探偵社 発売直後の文庫本ではなく、雑誌『宝石ザミステリー 2014夏 』で読みました。雑誌に230頁以上で一気に掲載されています。 新卒で日本最大の自動車メーカーに勤務して三年の「井上雅也」は営業職であるが、落ちこぼれ…

オール讀物 3月号

オール讀物 2015年3月号 今月号は良作揃いのようですね。 直木賞受賞作 西加奈子 著 サバラ : 面白そうですが全部読んでいません。 松井今朝子著 宝の持ち腐れ(麹町常楽庵月並の記 シリーズ 再開) 乙川優三郎 著 夕暮れから 杉本章子 著 ふたたびの…

アンの夢の家

ルーシィ・モンゴメリ 著 アンの夢の家 原題は、Anne's House of Dreams です。アン・シリーズの第六巻目です。 「アン」の結婚式、そして新婚時代の何年かを描いています。どちらかと言うと、アンや「ギルバート」の事よりも、彼らの周りにいる人々が中心と…

ビブリア古書堂の事件簿 6 ~栞子さんと巡るさだめ~

三上 延 著 ビブリア古書堂の事件簿 6 ~栞子さんと巡るさだめ~ 前作第五巻目を読んだのは一年前でしたので、第五巻目から読み直しました。頭の問題か、記憶力の問題か、ほとんど忘れていました。第五巻も面白かったですし、この第六巻も面白かったです。 …

ケネス・ワイス チェンバロ・リサイタル

アンコール : J.S.Bach 平均律クラヴィーア曲集 第一巻第一番 プレリュード アンコールは、弾いた曲の一番初めの部分でした。最初聞いた時より、アンコールの方が良かったです。 曲の性質上、ドカンとくるような、大きな感動ではありませんが、小さな感動が…

灰夜(新宿鮫Ⅶ)

大沢在昌 著 灰夜(新宿鮫Ⅶ) 新宿鮫の第六巻目です。 「鮫島警部」は、同期である「宮本警視」の七回忌にその地を訪れた。宮本からは、自死の直前に遺書を受け取っている。それは警察上層部が隠したがる内容であった。この法事にも県警の公安職員が監視に来…

紅雲町ものがたり

吉永南央 著 紅雲町ものがたり しみじみとした良い小説です。単行本で読みました。文庫本では題名が違うようです。 紅雲(こううん)町で、古民家風の造りの小倉屋は、和食器とコーヒー豆を商っていて、コーヒーの試飲、つまり、無料でコーヒーを飲めるサービ…

盗まれた視線(吉祥寺探偵物語-4-)

五十嵐貴久 著 盗まれた視線(吉祥寺探偵物語-4-) 吉祥寺探偵物語の第四巻です。読書感としては『軽い』です。読み応え、話の話題、内容、いい意味でも悪い意味でもそう感じます。先に読んだ『アンの幸福』に比べても手ごたえが無いです。 今回は、「川庄篤…

アンの幸福

ルーシィ・モンゴメリ 著 アンの幸福 原題は、Anne of Windy Willows です。Windy Willows とは、「アン」がサマーサイド高等学校の校長として赴任したサマーサイドでの三年間の下宿先の名前です。 本書は、アン・シリーズの第五巻目にあたります。本書の大…

西村 朗 の音楽講座

いわゆるワンコイン・コンサートです。音楽会と言うよりは、音楽講座です。西村 朗さんの軽妙なお話と音楽が楽しめます。 PaganiniのCapricesと言えば、神尾真由子になります。彼女はアンコールでも良く弾いています。協奏曲のアンコールでも聞いたことあり…