戸田弥生(ヴァイオリン)&エル=バシャ(ピアノ)

アンコール : ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」より 第3楽章

 

 クロイツェルが良かったです。

 伴奏のピアニスト、もの凄い上手いです。

 おまけに、伴奏にも関わらず、アンコールも含めて全曲が暗譜でした。伴奏で暗譜の人は初めてです。ピアノの音、粒が立っていて、とっても目立ちます。音量も大きくて、前半は、ヴァイオリンのオブリガート付きピアノ・ソナタのようでした。

 このピアニストの Bach を聞いて観たいです。

 

 

 

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マチェイ・スクシェチュコフスキ (チェンバロ)

アンコール : J.P.ラモー: 王太子
         J.ブル: Myself

 

 バッハのチェンバロ曲とつてもいいですね。

 一曲目、フランス洋式による序曲 BWV831、  曲といい、演奏といい、大変良かったです。

直接音だけではなく、残響というか和音というか、響きが素晴らしかったです。

いずみホールチェンバロも良いのでしょうね。

 最初、慣れない節回しが気になったのですが、全然、問題ありませんでした。

 

 

 

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キアロスクーロ・ カルテット

アンコール : ロッシーニ:オペラ「オリー伯爵」より

 

 2ndVn 奏者が交代しているが、その影響は全く感じない、完璧な合奏です。個々の奏者の素晴らしい技術、何度も練習し弾きこまれたのが感じられる演奏です。和音もアンサンブルも完璧です。緩みやすいガット弦を使っているにもかかわらず。

 

 このカルテットは、(プログラム・ノートに、)”ピリオド楽器でなくモダン楽器を使用するが、高弦にガット弦を張り、反りの少ないクラシカル弓を用い、低めのピッチで演奏する” 現代の潮流となった演奏を実践している。』とありました。

 この為、モダン楽器でも、ピリオド楽器でも無い馴染で無い音色、そして、あまりに完璧な音程、アンサンブルに気を取られた為か、それとも選曲が良く無いためか、十分に音楽を楽しめなかった。音楽的な感銘が、私は得られなかった。

 

 満席でした。演奏時間トータルがメチャクチャ短かった。アンコールも極めて短い曲でした。あとのサイン会の為かな。

 関係ないですが、最近、イッセイ三宅風の衣装を着た奏者が多いですね。

 

 これからのラインナップを見ていると、11月に、1st Vn のイブラギモヴァがピアノとのデュエットでこのホールで演奏するようです。これを聴くと印象が変わるかな・

 

 

 

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アントワン・タメスティ(Va)&藤田真央(p)

アンコール : 

R.シューマン

 歌曲集「ミルテの花」 第1曲 献呈

 「おとぎの絵本」 op.113より 第4曲

 

 とっても素晴らしい演奏でした。良い音楽会でした。

 Va 、Pf もどちらも、とっても上手でした。

 この4日間で、3回このホールに来ました。

 今日は、Ticket 完売で、満員でした。

Ticket を購入したときは、完売になるとは思いませんでした。

確かにVa のタスメはとっても上手い人ですが、Va にそんなに人気があるとは思えません。

それとも、Pf  の藤田が人気があるのですかね。

 

 

 

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寺神戸亮&富山バッハ管弦楽団~バッハ〜

アンコール : 

J.S.バッハ

管弦楽組曲 第3番 ニ長調より 「G線上のアリア

 

 昨日に続き、いずみホールにきました。

 寺神戸さんのバロック・ヴァイオリンは日本で一番うまいと思います。

彼が率いる合奏団の演奏は、寺神戸さんのVnもあって、とっても良かったです。

 客に入りは、昨晩よりひどく2割程度でした。残念ですね。

前回も危うんだけど、この後も続けられるのでしょうか?

 曲の性格から、プログラム・ノートにも書かれていましたが、本来は舞台の上で演奏する音楽ではなく、カフェで演奏されたようです。従ってもう少し小さなホールで演奏した方が良いのでは無いでしょうか。客の入りも考えて。東京公演、富山公演もありますが、集客はどうなんでしょうね。

 

 

 

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冨田一樹 バッハ・オルガン音楽の美学を巡る vol.3 中期

アンコール : 

J.S.バッハ

コラール「われはいずこにか逃れゆくべき」BWV694

G線上のアリア」(オルガン版)

 

 冨田一樹のBachオルガンですが、いつもと印象が違って聞こえました。

 Bach の中期作品ばかりなので、何度も聴いたことがある筈ですが、いずれも初めて聴いた曲のように感じました。

 演奏スタイルを変えたのかしら。

 もちろん、演奏自体は悪く無いですが、なんとなく違和感がありました。

 

 空席が目立ちました。半分以下でした。

 

 

 

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ダニエル・ゼペック&タベア・ツィンマーマン&ジャン=ギアン・ケラス

アンコール : Mozart ディヴェルティメントK.563より メヌエット

 

 実演で、弦楽三重奏曲を聞くのは、極めて珍しい。私は初めて。

 弦楽三重奏曲を実演で聴ける最高の演奏でした。

でも、選曲が悪いです。後半の Beethoven を聞いている途中で飽きてきました。ごく初期の作品だからですかね。4曲とも初めて聴いた曲です。

 アンコールで演奏された、Mozart K.563、この曲は大好きな曲です。この曲が、弦楽三重奏で一番良い曲だと思います。ぜひこの曲が聴きたかった。ホールによっては、この曲が演奏されています。残念です。

 

 

 

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