2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

京響のMozart

アンコール:K.320 第6楽章前半のrepeatを省略してPosthornに重点をおいて 演奏は、活発で生き生きとしたMozartでした。曲にしてはやや多い目の編成( VnⅠ~Vaまで4プルト)でMozartの室内楽にしては重厚な響き。 K.364は、好きな曲でこれまで何度も聞いて…

流動の渦(御髪番承り候-7-)

上田秀人 著 流動の渦(御髪番承り候-7-) 小納戸月代御髪係 深室賢治郎は、将軍家綱の身だしなみを整えることである。家綱とは幼なじみであった。 もともと賢治郎は名門旗本三千石の三男であった。妾腹の子であるがかわいがられ三代将軍家光の嫡男家綱の…

橋下・慰安婦・侵略・安部 誰が日本の評価を下げているのか

野崎ほし 著 橋下・慰安婦・侵略・安部 誰が日本の評価を下げているのか 大沼保昭が語る 「日本はかって侵略し、植民地支配を行った。当時の価値観からすると、悪いことをしている認識はなかっただろうが、今日みれば、それは大変悪いことだった。日本は罪を…

「日本の朝鮮統治を検証する」1910-1945

著者は歴史考証によって裏書きされた史実のみに基づいて論を展開する。すなわち伝統にのっとった節度ある研究姿勢を半世紀にわたり守っている。 2013年1月2日のニューヨーク・タイムスの社説は、1910年から1945年までの日本の軍事行動を厳しく非難しているが…

蛍草

葉室 麟 著 蛍草 翻訳物を読んでいたせいか、本書は大変読みやすく、一気に読めました。ただ、私の印象としては後半はだれてしまった。どう考えてもありそうにない展開となってしまう。 十六歳の奈々は、風早家に女中として奉公にあがる。奈々の母は庄屋の娘…

風と共に去りぬ -2-

マーガレット・ミッチエル 著 風と共に去りぬ 第二巻です。 アトランタで、亡夫の妹メラニー、その叔母のピティと暮らし始めたスカーレットは、病院で、負傷した兵士の世話をいやいやしていた。 バトラーという人物が重要な役割をするようになる。名門の生ま…

おどろきの中国

橋爪大三郎x大澤真幸x宮台真司 著 おどろきの中国 本書は三人の社会科学者が、中国という社会の原理について、中国の過去と現在について、今後の日中の関係について論じた鼎談である。 文字(漢字)について面白い記述があった。 文字は、今でこそ、ほとん…

野球観戦 ファーストステージ セ 第2戦

今日は完敗ですね。 明日は大丈夫でしょう。 いつもよりさらに良い席です。 ===================================================================== ====================================================================

神尾真由子 デュオ・リサイタル

アンコール 1. Shostakovich Romance (「馬あぶ」より) 2. Rimsky-Korsakov 熊蜂の飛行 (オペラ「皇帝サルタンの物語」より) 3. Tchaikovsky Melody Op.42-3 (「懐かしい土地の想い出」より) =============================================================…

人魚は空に還る

三木笙子 著 人魚は空に還る(帝都探偵絵図 -1-) 時代設定は、明治37~38年頃と思われる。 里見高広は雑誌編集者である。有村礼は彼が表紙を書けば雑誌は完売するという絵巧者である。シャーロック・ホームズのホームズ役を里村が、ワトソン役を有村がする…

月神

葉室 麟 著 月神 月の章、神の章の二つの章からなる。 月の章では、幕末の福岡藩が舞台である。尊王攘夷派と幕府ににらまれるのを恐れる慎重派の争いが、薩摩、長州と共に描かれている。 尊皇派の月形洗蔵は、長州の高杉晋作を助け、薩長の仲を取り持ち成果…