2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

TVドラマ(Downton Abbey ダウントン・アビー)

Downton Abbey ダウントン・アビー Star-Channel 1 無料放送で見ました。Season 3 の第一話です。大変面白いと思います。¥2,100払って視聴しようかなとまで思いました。ぜひ Season 1 から観てみたい。 サブタイトルが「貴族とメイドと相続人」となっていま…

安政五年の大脱走

五十嵐貴久 著 安政五年の大脱走 著者の作品は多分野に及びますね。時代小説を書いているとは思いませんでした。登場人物は大半が実在ですが、内容はフィクションでしょうね。 井伊鉄之介は、十四男である。三男である兄 直亮 は家督を継ぎ藩主となっていた…

潮鳴り

葉室 麟 著 潮鳴り 本書は「蜩ノ記」の続編と思い込んでいたが、違いました。豊後羽根藩が舞台であると言う事と、出版社が祥伝社で同じというだけです。内容は面白いと思います。 伊吹櫂蔵は、不始末を犯し隠居させられ、海辺の漁師小屋で酒におぼれていた。…

蜩ノ記

葉室 麟 著 蜩ノ記 再読です。本書で、著者は直木賞作家となっています。この続編「潮鳴り」を図書館で予約し、やっと借出せることになり再度読みました。 やはり面白いです。でも全体的に暗いですね。物語の設定の為かもしれませんが。 檀野庄三郎は、不始…

日暮し同心始末記(3)、(4)、(5)、(6)

辻堂 魁 著 冬の風鈴 日暮し同心始末記(3) 天地の蛍 日暮し同心始末記(4) 逃れ道 日暮し同心始末記(5) 縁切り坂 日暮し同心始末記(6) 文庫本、連作シリーズはどうしても だれ てきますね。序の章で犯人が提示されるの続いていますし、同僚同心の…

雪曲げろ

宇江佐真理 著 雪曲げろ(古手屋喜十 為事覚え-2-) 父親が病死してから「新太」は、十四歳でしじみ売りをしている。母親は貝の剥き身を拵えて家族を養っている。だが生まれたばかりの「捨吉」を捨て子にしようと考え、新太に捨てに行くよう言った。新太…

あとかた

千早 茜 著 あとかた うー。何と表現したらよいのでしょ。この本の読書感。 夏頃に図書館に予約して、やつと借り出せました。人気の出る内容とも思えないけど。 短編の連作。しかし主人公が誰かはっきりしない。ささいな繋がりで、一編ごとに主人公が変わっ…

ライナー・キュッヒルほか モーツァルトの室内楽

アンコール:K.334 第3楽章 Menuett とっても良い演奏会でした。 K.285 始まった瞬間に、これこそモーツァルトという音があふれ出てきました。カール=ハインツ・シュッツはウイーン・フィルのソロ・フルート奏者。大変うまかったです。この人、今年のウイ…

「平穏死」10の条件

長尾和弘 著 「平穏死」10の条件 人工栄養、人工呼吸などパイプにつながれて死ぬのは厭だと思う人は参考になると思います。 100歳で「ぽっくり逝きたい」が口癖のkさん、お餅を詰まらせてしまいました。救急車を呼びました。救急車を呼ぶことは蘇生処置を…

10品でわかる日本料理

高橋拓児 著 10品でわかる日本料理 高橋拓児は京都 木乃婦 の主人である。 日本料理屋へ行く前に、これだけは知っておきたい歴史的視点からの調理方法や素材について書かれている。これらを知らずにゆくと美食家になれても、食通にはなれないそうです。 参…

Breaking Bad ブレイキング・バット

DVDです。 Breaking Bad ブレイキング・バット Season 1 ( Episorde 1 - 7 ) 初めはおふざけ番組かなと思って観ていましたが、結構シリアスなところもあって楽しめました。 高校の科学教師 ウォルターは、かっての不良教え子と組んで覚せい剤の密造を始める。その動…

刀圭

中島 要 著 刀圭 本作は著者の初の長編で、単行本デビュー作である。 刀圭とは、医者のこと、または薬を調合するさじのこと。さらに古代中国で用いられた斎刀銭に開けられた孔を「圭」といい、その孔を用いて薬を量った。 主人公 井坂圭吾の名前はこれからき…

原発ホワイトアウト

若杉 冽 著 原発ホワイトアウト 考えさせられる内容です。恐らくここで書かれているのと同じことが起きているのでしょう。電力会社の力、国家権力のすごさ等です。 昨年秋、自民党幹部を含む130人以上が参加する議員連盟が、原発の新設や増設を提言する方針…

日暮し同心始末記(1)、(2)

辻堂 魁 著 はぐれ鳥(日暮し同心始末記-1-) 花ふぶき(日暮し同心始末記-2-) 連作である。一章づつで話は切れずに、関連付けられていて、退屈しない。 日暮龍平は公儀番方小十人組旗本の三男だった。町方同心などとんでもないと親戚中が反対するなか、八…

清遊

領家高子 著 清遊 2008年東京墨田区のとある一画、二十坪に満たない二階屋の木造の古い家の一軒に、溝口父娘のふたりが引っ越してきた。それから数年後、父 恭平が脳梗塞で倒れた。娘 さよはひとりで介護している。ある日、偶然に、さよは近所の予備校生 モ…

火群のごとく

あさのあつこ 著 火群(ほむら)のごとく 面白い。でもなんか読んだことあるような気がする。著者の「弥勒」シリーズ、「燦」シリーズに通じる筋書き。 藩で有数の剣士である新里結之丞が刀に手をかける事なく背後から切られて暗殺される。犯人はわからず。結…

大江戸神仙伝シリーズ

石川英輔 著 大江戸神仙伝シリーズ 大江戸神仙伝 大江戸仙境録 大江戸遊仙記 大江戸仙界紀 大江戸仙女暦 大江戸仙花暦 大江戸妖美伝 年末から年始にかけて再読していました。拾い読みです。 シリーズ第一作「大江戸神仙伝」の初版は1979年で、文庫本は24刷(…

おいしい四季の味くらべ

美木 剛 * 白井 操 著 おいしい四季の味くらべ 美木 剛 は神戸ジャン・ムーランのオーナーシェフだった人である。54歳で店を閉めて南仏で暮らしだす。(南仏での生活を書いた本も私は読んでいます。) この本は、前半は 美木 剛 * 白井 操 の対談で、この…