2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

紅の五星(冷たい狂犬-2-)

渡辺裕之 著 紅の五星(冷たい狂犬-2-) 冷たい狂犬シリーズの第二巻です。本書も前作と同じ印象でした。 「影山夏樹」は練馬の中村橋にある風変わりな「カフェ・グレー」という店のオーナー兼店主である。四十四歳である。六年年前まで、公安調査庁に勤め…

冷たい狂犬

渡辺裕之 著 冷たい狂犬 前半は大変面白いです。後半はややマンネリ気味です。 「影山夏樹」は練馬の中村橋にある風変わりな「カフェ・グレー」という店のオーナー兼店主である。四十三歳である。五年前まで、公安調査庁に勤めていた。 元職場の直属の上司「…

クリスマス オルガン コンサート

アンコール : Bach コラール「最愛なるイエスよ、我らここに集いて」BWV731 入場料が安い為か、満席で補助椅子まで出ていました。おまけに追加公演が、前々日ありました。 チラシの中に、この奏者の次の演奏会が4つほど入っていました。 BWV65…

トップリーグ

相場英雄 著 トップリーグ 大変面白いです。少し読みにくいけど。 「松岡直樹」は、大手に分類される在京紙の「大和新聞」、入社十五年目、兜記者クラブでサブキャップを任されている。 「酒井裕治」は、週刊誌の記者をしているが、松岡と同期入社で一番優秀…

夜の終焉

堂場瞬一 著 夜の終焉 分厚い単行本2冊の長編です。 汐灘シリーズの第3弾です。文庫本の「鳴沢了シリーズ」に比べて、ゆったりとした展開です。 20年前に、汐灘で起こった殺人事件の加害者の息子、被害者の息子は、ふたりとも故郷を離れて東京で暮らして…

遠謀(奏者番陰記録)

上田秀人 著 遠謀(奏者番陰記録) 文春文庫への初執筆のようです。 最近の作風のとおりの作品です。 由井正雪の乱は、家光の指示により「大名を潰しすぎ、徳川に主家を潰された恨みを持つ浪人を放ちすぎたため、その浪人を狩る為に、」家光の寵臣 松平伊勢…

混乱(禁裏付雅帳 五 )

上田秀人 著 混乱(禁裏付雅帳 五 ) 禁裏付雅帳の第五巻目である。最近の作風のとおりである。 物語の筋がほとんど進行しないし、書かれている内容はこれまでの著作で語られていたことばかりの繰り返しである。 ✰✰ =======================================…

波濤の城

五十嵐貴久 著 波濤の城 作者のあとがきによると女性消防士・神谷夏美シリーズの第二弾で、第三弾の執筆準備をしているそうです。 2014年のセウォル号、2012年のコスタ・コンコルディア号等の客船沈没事故を組み合わせて、人的ミス、船長をはじめ、船のスタ…

疑装(刑事・鳴沢了 -9-)

堂場瞬一 著 秘匿(刑事・鳴沢了 -9-) 本書も大変面白かったです。一気に読みました。 「鳴沢 了 」は、西八王子署で刑事いる。今回の相棒は、「藤田 心」、昨年の夏に起こった事件の時にコンビを組んだ元警視庁刑事一課で、今は西八王子署にいる。 仕事が…

讐雨(刑事・鳴沢了 -6-)

堂場瞬一 著 帰郷(讐雨・鳴沢了 -6-) 刑事・鳴沢 了 シリーズ第六巻です。 「鳴沢 了」は東多摩署の刑事課に所属している。相棒は「萩尾聡子」である。二児の母親である。 二カ月前、わずか一カ月間に三人の女子小学生を誘拐し、殺し、首が切り離されて、…

血烙(刑事・鳴沢了 -7-)

堂場瞬一 著 血烙(刑事・鳴沢了 -7-) 「鳴沢 了」は、ニューヨークにいる。研修中である。 了の恋人「内藤優美」はコンドミニアムに住んでいる。了は、そこに入り浸りである。 優美の息子「勇樹」がバスジャックに巻き込まれた。現場に駆け付けた鳴沢了が…

秘匿(刑事・鳴沢了 -8-)

堂場瞬一 著 秘匿(刑事・鳴沢了 -8-) 大変面白かったです。一気に読みました。 「鳴沢 了 」は、西八王子署で刑事として赴任した。 恋人「優美」から『時間が欲しいわ』と言われ帰国した。アメリカの研修で一騒動起こし、強制的に研修を打ち切られていた…

ゲバントハウス弦楽四重奏団

●アンコール曲ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番より第2楽章 プログラムによると、1808年に誕生とあります。クアルテツトにとって、こんなに長い期間がどういう意味があるのでしょうね。当然メンバーが変われば音も、解釈も変わるわけですから。 ✰✰✰ ======…

アトリウム弦楽四重奏団

アンコール : ボロディン 弦楽四重奏曲 第2番より ノットゥルノ 何日か前に、ホールよりお知らせがあり、1stVn の奏者変更です。 ボリス・プロフィツィンが新しい奏者です。プログラムにも会場にも、新しい奏者の紹介がありませんでした。 1stVn…