2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

烈風ただなか

あさのあつこ 著 烈風ただなか 面白いです。 「鳥羽新吾」は、薫風館に通っている。薫風館は藩校ではなく、郷校になる。 新吾はかって藩校に通っていたが、校風になじめず、薫風館に変えたのだ。 新吾は、薫風館で、二人の友を得た。「間宮弘太郎」と「栄太…

“時の終わりのための音楽” Cl-Quartet

アンコール : なし アンコールについては、最後の曲がアンコールですと説明がありました。 メシアン、とっても良かったです。8月の初めにも、同じホールで聴いていますが、今日は別の曲を聴いているように感じました。 クラリネット奏者 Dirk Altmann 、い…

タカーチ弦楽四重奏団

アンコール : メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op.13 より 第3楽章 インテルメッツォ この楽団、とっても上手いです。 良かったです。 いつも聞く席から大分離れた、最後尾でした。響きが違いますネ。 ☆☆☆☆☆=================================…

ベルリン古楽アカデミー・オーケストラ with ソフィー・カルトホイザー

アンコール : G.F.Händel 「GiulioCasare」”Piangero la sorte mia” 「ジュリオ・チェーザレ」より ”つらい運命に涙は溢れ” いい音楽会でした。 この楽団の音色は、暗く渋いです。 Katharina Litschig というチェリストがすごく上手い。彼女が合奏をリード…

ドビュッシー弦楽四重奏団

アンコール : Debussy 前奏曲第1巻第6曲 雪の足跡 第12曲 ミストレル 第8曲 亜麻色の髪の乙女 昨日に続き、同じホールで、同じような弦楽曲です。 客席は空席が目立ちましたが、凄く良かったです。昨日の楽団より実力は上です。 Haydon 、Mozart は、彼…

今井信子 X アマリリス弦楽四重奏団

アンコール : Mozart 弦楽五重奏曲 第3番 ハ長調 K.515 より 第1楽章 良い音楽会でした。 Mozart、Ravel、 Dvořák、それぞれの作曲家の音、響きがしていました。 今井信子のVaもうまいですね。Dvořákでは、VaⅠを弾いていましたが、メロディー部分で、…

行きずりの街

志水辰夫 著 行きずりの街 とっても面白いです。平成二年刊行です。 裏表紙より 『女生徒との恋愛がスキャンダルとなり、都内の名門校を追放された元教師。 退職後、郷里で塾講師をしていた彼は、失踪した教え子を捜しに、再び東京へ足を踏み入れた。 そこで…

決断の刻

堂場 瞬一 著 決断の刻 とっても面白いです。著者の小説は、そんなに読んでないですが、一番良かったです。 「原 俊哉」は、品川中央署刑事課課長である。直属の係長から自宅に電話があった。 『殺しのようです。』 一戸建ての家の建築現場の遺体が放置され…

スカーフェイス 警視庁特別捜査第三係・淵神律子

富樫 倫太郎 著 スカーフェイス 警視庁特別捜査第三係・淵神律子 面白かった。 「淵神律子」は、捜査一課強行犯捜査第四係に所属する巡査部長、同じく「元岡繁之」巡査長は、ベガと呼ばれる連続殺人犯を必死に追跡していた。その過程で、元岡は、犯人に車椅…

マル暴甘糟(-1-) / マル暴総監(-2-)

今野 敏 著 マル暴甘糟(-1-) / マル暴総監(-2-) 面白かった。 「甘糟達夫」は、三十五歳の巡査部長だ。 日田綾瀬署の刑事組織犯罪対策課に所属している。いわゆるマル暴刑事だ。身長は人並み、体格もよくない。童心で若く見られるマル暴らしくない。 相棒は…

ルーキー  見えざる貌(刑事の挑戦・一之瀬拓真 [1] ~ [2])

堂場 瞬一 著 ルーキー / 見えざる貌(刑事の挑戦・一之瀬拓真 [1] ~ [2]) この著者の小説にしては、ゆったりと話が流れていきます。その為、やや読みづらい。 「一之瀬拓真」は、交番勤務から、千代田署の刑事課に配属された。25歳だ。 千代田署管内の居…

空席(隠蔽捜査外伝)

今野 敏 著 空席(隠蔽捜査外伝) 小説新潮 2019年9月号です。 とっても面白かったです。私は、この作者のシリーズ中、この隠蔽捜査シリーズがもっと好きです。 小説新潮 2019年8月号で終了した「清明」 隠蔽捜査 に続いて、外伝が掲載されました。 署長の「…

青山に在り

篠 綾子 著 青山に在り 大変面白いです。葉室 麟 風の小説です。 1851年夏、旗本「小野」氏の用人「宗方玄蕃」と「立川孝太郎」は、主命で所領に行き、その帰り道で、騒擾に出会う。素通り出来ないと立ち寄った際、宗方は、農民「兵助」の刃に倒れてしまう。…