決断の刻

堂場 瞬一 著 決断の刻

 

 とっても面白いです。著者の小説は、そんなに読んでないですが、一番良かったです。

 

 「原 俊哉」は、品川中央署刑事課課長である。直属の係長から自宅に電話があった。

『殺しのようです。』

 一戸建ての家の建築現場の遺体が放置されていた。被害者は、四十五歳、勤め先は「日兼コンサルタント」であった。

 日兼コンサルタントは、かっての憧れのラグビー選手、そして二十年前には、原にとって大事なネタ元になった「今川直樹」が社長を務める会社である。

 土曜日の深夜二時半にもかかわらず、原は今川に電話した。-----

 

 週明けの火曜日、行方不明の届けが出された。家族は弁護士を同行して、署長に面会を要請した。行方不明者は、三十二歳の女性で、日兼コンサルタントの社員「岩城奈緒美」であった。家族は、会社によるパワハラを訴えている。-----

 

 殺人事件発生から五日目、原は異変に気づいた。知能犯捜査の「吉岡礼司」が無断欠勤している。行方不明になっている。-----


  


 
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