2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

うずら大名

畠中 恵 著 うずら大名 「高田吉之助」は、東豊島村の名主である。次兄が養子に言った後、後を取っていた長兄が身まかった為、三男の「吉也」が家を継いで、先祖からの名を受け継いだ。その吉之助が、村組頭の「六郎」と江戸は神田に向かっている時の事だ。…

薔薇色の女神 (モアランド公爵家の秘密 -2- )

キャンディス・キャンプ 著 薔薇色の女神 (モアランド公爵家の秘密 -2- ) モアランド公爵家の秘密シリーズの第二巻です。 原題は、”Beyond Compare" 、”The Mad Morelands Series -2-" です。 前作 ”魅せられた瞳” (モアランド公爵家の秘密 -1- ) の主人公、…

魅せられた瞳 (モアランド公爵家の秘密 -1- )

キャンディス・キャンプ 著 魅せられた瞳 (モアランド公爵家の秘密 -1- ) 物語の設定時期は、1876年となっていますので、リージェンシー物ではありません。私には面白く読めました。モアランド公爵家には七人の子供達がいる。それぞれの結婚話がこのシリーズ…

りんご酒と嘆きの休暇

アレクサンダー・キャンピオン 著 りんご酒と嘆きの休暇 副題が『パリのグルメ捜査官 Ⅱ 』となっています。美味しい食べ物の話がふんだんに出てきます。私は面白く読みました。 「カプシーヌ・ル・テリエ」はパリ警視庁の警部から昇進して警視となっている。…

令嬢ヴェネシア

ジョージェット・ヘイヤー 著 令嬢ヴェネシア 原題は、VENETIA 本書は1958年の出版です。私には大変面白かったです。 裏表紙より 『美しき「ヴェネシア・ラニアン」は偏屈な父のせいで社交界デビューしないまま25歳を迎え、田舎の屋敷を切り盛りしている。…

Brahms と J.S.Bach 堀米ゆず子

アンコール : J.S.Bach 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1006 Gavotte 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ BWV1004 Andante 同じプログラムを小さなホールを使って、二回の演奏会を開催した所にこだわりがあるようです。しかし、3/21日は空席が目立ちました。 Brahm…

求婚の極意

サブリナ・ジェフリーズ 著 求婚の極意 原題は、”How to Woo a Reluctant Lady" です。Hellions of Halstead Hall” シリーズの第3作です。 1823年、放蕩者として有名な「ストーンヴィル侯爵オリバー・シャープ」とその兄弟姉妹 五名は、祖母「ヘティ」から…

切り札は愛の言葉

サブリナ・ジェフリーズ 著 切り札は愛の言葉 原題は、”A Hellion in her Bed" です。面白い原題ですね。Hellions of Halstead Hall” シリーズの第2作です。 1823年、放蕩者として有名な「ストーンヴィル侯爵オリバー・シャープ」とその兄弟姉妹 五名は、祖…

甘い蜜に溺れて

トレイシー・アン・ウォレン 著 甘い蜜に溺れて 舞台は、1817年となっています。2007年発行です。私には大変面白かったです。 原題は、”His Favorite Mistress" です。”Mistress” 三部作の第三作目です。第一作の五年後の設定です。 「ガブリエラ(ガビー)…

恋心だけ秘密にして

ジュリア・クイン 著 恋心だけ秘密にして 原題は、”Romancing Mister Bridgerton" です。”Bridgertons” ブリジャートン・シリーズの第四作目です。本作では、三男である「コリン・ブリジャートン」の結婚がテーマである。 「ペネロペ・フェザリントン」はそ…

もう一度だけ円舞曲を

ジュリア・クイン 著 もう一度だけ円舞曲を 原題は、”An offer from a Gentleman" です。”Bridgerton” ブリジャートン・シリーズの第三作目です。本作では、次男である「ベネディクト・ブリジャートン」の結婚がテーマであす。 訳者あとがきより 『十九世紀…

不機嫌な子爵のみる夢は

ジュリアナ・クイン 著 不機嫌な子爵のみる夢は 原題は、”The Viscount Who Loved Me" です。原題の方が良い表題です。”Bridgerton” ブリジャートン・シリーズの第二作目です。本作では、長男である「アンソニー・ブリジャートン子爵」の結婚がテーマである…

恋のたくらみは公爵と

ジュリアナ・クイン 著 恋のたくらみは公爵と 原題は、”The Duke and I" です。原題の方が良い表題ですね。本書は、”Bridgerton” ブリジャートン・シリーズの第一作目です。Bridgerton 家には子供が八人いる。このシリーズは、この八人の子供の結婚話である…

昼下がりの密会

トレイシー・アン・ウォレン 著 昼下がりの密会 舞台は、1812年となっています。2007年発行です。私には大変面白かったです。 原題は、”My Fair Mistress" です。”Mistress” 三部作の第一作目です。 未亡人の「ジュリア・ホーソン」は、弟「ハリー・デイビス…

運命の結婚はすぐそばに

ジュリア・クイン 著 運命の結婚はすぐそばに 原題は、”How to Marry a Marquis" です。原題の方がズート素直です。 私は大変面白く読みましたが、一般受けはしないでしょうね。一頁あたり646文字で、499頁です。 訳者あとがきより 『1815年8月、イングラン…

祭壇の前で待ち合わせ

ジュリア・クイン 著 祭壇の前で待ち合わせ 原題は、”A Tale of Two Sisters" です。物語の内容は、原題通りです。 ”Splendid”シリーズのスピンオフ作品です。 「バーウィック子爵エドワード・ブライドン」愛称「ネット」は、妹「アラベラ・ブライドン・ブラ…

ストーンヴィル侯爵の真実

サブリナ・ジェフリーズ 著 ストーンヴィル侯爵の真実 原題は、”The Truth about Load Stoneville" です。ほとんどのリージェンシー物が怪しげな邦題になっているのに、珍しく邦題と原題が一致しています。”Hellions of Halstead Hall” シリーズの第1作です…

書物奉行(江戸を奔る!-2-)

福原俊彦 著 書物奉行(江戸を奔る!-2-)行人坂大火の策謀 書物奉行の第二巻目です。前著と同じ読書感です。 まずまず面白いですが、あまりにも短いです。一頁あたり608字で254頁です。手ごたえがないといった感じがします。 「篠山辰之丞」は、書物奉行…

恋の罠は夜にまぎれて

エリザベス・ソーントン 著 恋の罠は夜にまぎれて 原題は、”The Pleasure Trap" です。Trap シリーズの第三作、最終作です。リージェンシー物ですが、パラノーマル(超常現象)ものです。殺人事件も起こるのでサスペンス調ですね。 「イヴ・ディアリング」は…