2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
竹内 明 著 背乗り(ソトニ 警視庁公安部外事二課-1-) これも人物が次々と登場し、ややこしい。まあまあです。 裏表紙より 『中国の諜報機関・国家安全部の辣腕工作員と、警察に紛れ込んだ「潜入者(もぐら)」の罠にかかり、公安部を追われた元スパイハンタ…
東野圭吾 著 白夜行 19行、40字で、854頁の大作です。登場人物がやたらと多い。そして次々と人死んで逝く。面白かったです。 裏表紙より 『1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。 被害者の息子…
アンコール : J・S・Bach コラール「汝の御座の前に我は今進み出て」BWV668 ルベル/K.ワイス編 シャコンヌ ルベル シチリアーナとタンブーラン 1&2 大変いい音楽会でした。でも地味。しかし私にとってはどれも聞きなれた曲ですので違和感は全くありませ…
篠田 丈 著 プライベートバンクの噓と真実 筆者は日本の証券会社、海外の証券会社を経由して独立している。筆者自身が自分の資産を運用しようと思い、日本の金融機関の担当者と話をしたが、これと思う話がなかった。 紹介でスイスのプライベートバンクを訪問…
アンコール : マーラー「少年の魔法の角笛」より原初の光 リヒャルト・シュトラウス 明日! Op.27-4 曲目の変更がありました。 マーラー:亡き子をしのぶ歌 「少年の魔法の角笛」より が中止となり、 ワグナー:マチルデ・ヴェーゼンドンクの詩による歌曲 …
北方謙三 著 肉迫 ブラディ・ドール(3) プラディ・ドール・シリーズの第三作です。第一作、第二作ほど面白くない。 プラディ・ドールを経営している「川中良一」がこれまでの主人公ですが、本作では主人公が「秋山」に変わります。 秋山はフロリダでホテ…
堂場瞬一 著 誤断 製薬会社の副作用隠蔽の話です。著者の小説としてはあまり面白くない。 「槙田孝弘」は、製薬会社に勤めている。入社以来ずっと総務畑で、三年前から広報部である。 広報部長の「野分」から「安藤」長原製薬副社長が呼んでいると言われる。…
誉田哲也 著 ノーマンズランド 姫川玲子 シリーズの最新刊です。面白いです。 小説宝石 2016年12月号~2017年8月号 に連載されていました。 「姫川玲子」の周りで、関係者が死んでゆく。前巻の終わりで、「勝俣健作」警部補から『お前は死神だ。』といわれた…
福田和代 著 星星の火 刑事物です。 「上月千里」は、警視庁生活安全部保安課の班長だ。警視庁の官舎の隣人「城 正臣」は、警視庁通訳センターの中国語を専門とする通訳だ。 池袋の雑居ビルに違法パチスロ店があり、オーナー「高永世」はパスポートを偽造し…
真山 仁 著 雨に泣いている。 筆者は元新聞記者である。 本書は、フィクションですと断っているが、ノンフィクションのようである。 新聞記者の「大嶽」は、入社一年目の時に阪神・淡路大地震の取材・記事で大きな問題を起こした。 そして、東京で東日本大震…
堂場瞬一 著 逸脱 (捜査一課・澤村慶司-1-) 大変面白かったです。シリーズ物です。 捜査一課「澤村慶司」は、三件目の殺人死体が遺棄されている現場にいた。特徴は首筋まで埋まった短いナイフである。 本部の一課強行犯は四班中三班が出動中である。人手が…
遠田潤子 著 カラヴィンカ 面白かったです。カラヴィンカとは、迦陵頻伽のことで、上半身が人で、下半身が鳥の生物。 訳者あとがきにありましたが、『辛く耐えられないような出来事が描かれていても、先が気になって、背後に隠されていることが知りたくてど…
大沢在昌 著 秋に墓標を 大変面白かったです。 裏表紙より 『「松原 龍」は都会のしがらみから離れて、海辺の別荘地で愛犬と静かに暮らしている。 この別荘地の唯一の隣人宅で火災が発生した番に一人の女と出会う。このことが龍の生活を激変させた。 浜辺で…
今野 敏 著 熱波 「磯貝竜一」は私大出身の自治省キャリアである。内閣情報収集室に出向している。 突然、沖縄に出張を命じられた。 その下調べは、朝方までかかり、そのまま飛行機に乗った。冷房の効いた那覇空港から出た磯貝は、タクシー待ちの列で、脳貧…
佐々木譲 著 地層捜査 管理官に『あなたはこの事案を仕切れるほどの経験も能力もない』 と平刑事が暴言をはいた。その為自宅謹慎を言い渡されていた「水戸部裕」は、捜査一課から同じ課内に新設された特命捜査対策室に復帰した。 担当する事件は、十五年前に…