2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ドンナビアンカ Donna Bianca

誉田哲也 著 ドンナビアンカ Donna Bianca 二つの物語が同時進行する。一つは現在で、警視庁練馬警察署「魚住久江」巡査部長を主人公とする、誘拐事件である。もう一つは、過去から現在までの話で、酒店の配達スタッフで、後にレストラン・チェーン店を経営…

土漠の花

月村了衛 著 土漠の花 自衛隊が舞台の小説です。 ソマリアでの海賊対処行動に従事するシブチの自衛隊活動拠点に、墜落したCMF(有志連合海上部隊)連絡ヘリの遭難救助要請が入る。墜落現場は活動拠点から約七十キロの距離で、シブチ、ソマリア、エチオピアの…

DeNA戦、ロベルト・ホルconcerto、デュメイ関西フィルconcerto

種々事情があり、切符を購入済み(入手済み)であったが、行けませんでした。来週、再来週にもconcertoがあるのですが。 =================================================================== ==========================================================…

摘出(表御番医師診察禄-5-)

上田秀人 著 摘出(表御番医師診察禄-5-) 筆者特有の繰り返し同じことが記述されるのは、いつも通りであるが、本書は比較的マシである。内容もまずまず面白い。 表御番医師「矢切良衛」は、大目付「松平対馬守」と岳父で典薬頭「今大路兵部大輔」の命で、…

閨之陰謀 (妾屋昼兵衛女帳面-8-)

上田秀人 著 閨之陰謀 (妾屋昼兵衛女帳面-8-) 妾屋昼兵衛シリーズも第八巻目になり、最終話です。 上田秀人の小説は、着想は良いのですが、あまりに繰り返し記述されたことが頻繁に出てくるので、マンネリ感が強くなります。本書もその通りです。 ✰✰ =======…

御松茸騒動

朝井まかて 著 御松茸騒動 「榊原小四郎」は尾張藩の藩士である。榊原家は、小四郎の父「清之介」の代に江戸勤務になりそれ以来、江戸藩邸で勤め、小四郎は江戸生まれである。物心ついた頃から『利発で、剃刀のように頭が切れる』と評され続け、学問に優れて…

春雷

葉室 麟 著 春雷 豊後・羽根藩を舞台異にした三作目です。各巻には直接的な関連はありません。 十五年前に仕官し、御勝手方総元締にまで任じられた「多門隼人」は、藩主・三浦兼清を名君とするために、過酷な政策をとる。藩内では、隼人のことを鬼隼人と呼ん…

追い風に帆を上げよ(クリフトン年代記 第4部)

ジェフリー・アーチャー 著 追い風に帆を上げよ(クリフトン年代記 第4部) クリフトンの第四弾目です。文庫本2冊です。面白いですね。 「ハリー・クリフトン」の幼少時から始まった年代記も、ハリーの妻「エマ」、二人の息子「セバスティアン」が主人公で…

デュメイ&関西フィル スプリング ・スペシャルコンサート

昨日、関西フィルから電話で、デュメイさん体調不良でキャンセルと連絡ありました。代わりの人が同じ曲目で演奏会は開催されるとの事でしたが、払い戻しを受けることにしました。 =================================================================== ====…

ムジカ・レアール ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団メンバーによる室内楽

良い音楽会でした。弦楽四重奏団に一つの楽器が変わったり、加わったりした変化を楽しむ音楽会だったと思います。本当に全く変わります。それにしても加わった楽器、フルートにしても、クラリネットにしても、コントラバスにしてもとっても大きな音ですね。 …