2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

フランス人の不思議な頭の中

山口昌子 著 フランス人の不思議な頭の中 筆者はフランス政府給費留学生、新聞社のパリ支局長等、延べ二十五年フランスに居住している。その筆者でさえ、「フランスのことはまだ良くわからない」状態だそうである。 エリートが牛耳る国、男も女もリベルタン(…

長女たち

篠田節子 著 長女たち 最後まで読めませんでした。題名の通り、長女の話が三話あるようです。最初の「家守り娘」の三分の一しか読んでいません。主人公がどんどん苦しくなってくるのに、読者である私が堪えられなくなった為です。残り二話がどの様な内容かは…

TVドラマ House M.D.

ここ暫くは、本を読まず、ドラマばかり見ています。毎週木曜日の夜は、 House of Cards、Downton Abby、The Good Wife、と楽しみにしていましたが、いずれも終了しました。どれも面白かったです。 しかしこれらのドラマでも、また他のドラマでも Season 1 …

一路

浅田次郎 著 一路 小野寺一路は、算え十九歳の若さで 西美濃田名部郡を領分とする旗本 蒔坂左京大夫の御供頭の大役を仰せつかった。蒔坂左京大夫は大名ではないが、七千五百石の知行地があり、大名同然であるから参勤の義務を負った。 一路の父親は屋敷を失…

新参 -百万石の留守居役(三)-

上田秀人 著 新参 -百万石の留守居役(三)- 前作の巻末で、留守居役を拝命した 瀬能数馬 は、留守居役の見習いとなり、同格の他藩留守居役から理不尽な扱いを受ける。 面白いと思いますが、繰り返しが多いです。半分以上が著者が既に一度以上書いた事で占…

櫛挽道守

木内 昇 著 櫛挽道守 嘉永年間の頃、中山道 藪原宿に住む 櫛引職人 吾助、その長女 登瀬 、太吉の後、弟子となった 実幸(サネユキ)、次女の 喜和 が主たる登場人物である。 父 吾助は村一番の腕と信じている登瀬、櫛を挽くのは男の仕事と母がやかましく唱…

茶会の乱 -御広敷用人 大奥記録(六)-

上田秀人 著 茶会の乱 -御広敷用人 大奥記録(六)- 水城聡四郎シリーズです。勘定吟味役から御広敷用人になって、通算十五巻目です。 面白いですが、重複の多いのは相変わらずです。一度書いたことは、二度と書かないという清さが欲しいです。 水城聡四郎…