2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

墨龍賦

葉室 麟 著 墨龍賦 京都に住む絵師「小谷忠左衛門」は、父親は高名な絵師だったが、細々と暮らしを立てていた。 ある日、京都所司代に呼び出され、江戸に下るように命じられた。春日局の召し出しであった。ひと月かけて江戸に下り、江戸城に登り、春日局と会…

もう強がりはいらない (Travis -3-)

編集 リサ・クレイパス 著 もう強がりはいらない (Travis -3-) 面白かったです。 原題は、”Smooth TalkingStranger" です。Travis シリーズの第三巻目です。 裏表紙より 『5歳のときに両親が離婚し、「エラ・ヴァーナー」たち姉妹は母に引き取られる。しか…

花を呑む(弥生シリーズ -7ー)

あさのあつこ 著 花を呑む(弥生シリーズ -7ー) 面白かったです。このシリーズの第一~二巻目ほどの緊張感はありませんが。 このシリーズの特徴である、一つの現象、動作、感情を、幾重にも違う言葉、漢字で表現すのは、続いています。 小間物問屋「遠野…

Bach Orgel 作品全曲演奏会 -10-

アンコール : Bach 「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」 BWV1100 演奏者の見解に従い、チラシ記載のBWV1104、BWV568 は演奏されませんでした。 また、演奏される順序は、チラシ通りではなく、入れ替わっていました。 華やかさのない、堅実な演奏でした…

Schubert ピアノ・ソナタ アンドラーシュ・シフ

演奏者の強い希望により、一曲追加になりました。 Schubert ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D894「幻想」 アンコール : Schubert 4つの即興曲 D935 Op.142 より第3曲 変ロ長調 ハンガリー風のメロディ ニ短調 D817 4つの即興曲 D899 Op.90 より 第2…

幸せの宿る場所 (Travis -2-)

リサ・クレイパス 著 幸せの宿る場所 (Travis -2-) 大変面白かったです。 原題は、”Blue-Eyed Devil" です。Travis シリーズの第二巻目です。 裏表紙より 『世界的大富豪トラヴィス家の一人娘「ヘイヴン・トラヴィス」は、兄「ケイジ・トラヴィス」の盛大な…

夢を見ること (Travis -1-)

リサ・クレイパス 著 ふいにあなたが舞い降りて 面白かったです。ただ、物語の始まり部分はそうでもなかったですが。 原題は、”Sugar Daddy" です。トラヴィス(Travis)・シリーズの第一巻目です。 裏表紙より 『テキサスの田舎町に、母と妹と三人で暮らす…

ふいにあなたが舞い降りて

リサ・クレイパス 著 ふいにあなたが舞い降りて 大変面白かったです。ほとんど大部分が主人公二人の会話で成り立っています。知的、且つ欲情的な会話が連続します。 原題は、”Suddenly You" です。ボウ・ストリート・シリーズの第三巻目です。 裏表紙より 『…

沈みゆく大国 アメリカ

堤 未果 著 沈みゆく大国 アメリカ 今、トランプ大統領がオバマケア法を廃止するとか、しないとか言われています。 本書は、このオバマケア法をけちょんけちょんに批判しています。しかしそれまでは保険のなかった人には、大変な福音であると言われています…

かりそめのレディ

ジョアンナ・テイラー 著 かりそめのレディ 原題は、Masquerde です。仮面舞踏会です。 訳者あとがきより 『時代は 1780年代で、リジェンシー時代より少し前です。 『プリティウーマン』という映画で、リチャード・ギアが演じる実業家が、ジュリア・ロバーツ…

日本センチュリー交響楽団 ハイドンマラソン

アンコール : Bach BWV1003 第3曲 サラバンド それなりに楽しめた音楽会でした。 以前、関西フィルの Haydon を聞いて気になっていた事が、この楽団では解消されるのか気になって出かけてきました。でも引き続きこの Haydon マラソンを聞こうとは思いません…

サーベル警視庁

今野 敏 著 サーベル警視庁 表題から分るように、明治時代の警察小説です。 巡査「岡崎孝男」は、警視庁第一部第一課の所属である。米沢出身である。「鳥居忠重警視」が部長である。旗本の家柄である。明治維新から三十八年たつが、侍らしい風格を保っている…

大学付属校という選択 早慶MARCH関関同立

おおたとしまさ 著 大学付属校という選択 早慶MARCH関関同立 今、中学受験において、大学付属校への人気が高まっている。 2020年以降予定されている大学入試改革の不透明さを回避するためもある。 更に、大学入試改革の目指す新しい学力観に基づく教育が…

Schubert ピアノ三重奏曲 No.1 演奏会

アンコール : Schumann Piano Trio No.2 ヘ長調 Op.80より 第3楽章 Schubert ピアノ三重奏曲 第1番 が素晴らしい演奏でした。 お客様も熱狂的な大拍手でした。 アンサンブルを先導していたのは、Vcのケラスではないかなと思います。 ☆☆☆☆☆ ==============…