2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
今野 敏 著 烈日(東京湾臨海署安積班) 安積班シリーズは、ベイエリア分署シリーズ(三冊)、神南署シリーズ(四冊)、そした東京湾臨海署シリーズ(十一冊)、この『烈日』は東京湾臨海署シリーズの八冊目です。 月刊誌への連載をまとめたもので、各章は独…
スーザン・アンダーセン 著 スウィートハートは甘くない ”Head Over Heels” スーザン・アンダーセンの海兵隊三部作の一作目、先に読んだ『シュガーキャンディはご機嫌ななめ ”Getting Lucky” 』は第二作目です。第三作は『プラムローズは落とせない ”” 』で…
キャサリン・アンダーソン 著 あなたに会えたから 「アイザイア・コールター」は三十三歳の獣医である。コールター家の六人兄弟の末弟である。双子の兄「タッカー・コールター」も獣医で、クリニックを共同経営している。二人とも超多忙で、結婚していない。…
今野 敏 著 豹変 警視庁生活安全部・少年事件課に所属する「冨野輝彦」巡査部長、「有沢英行」巡査長は、中学二年生の同級生同士の傷害事件を調べ出した。加害者の少年が、警官三名を払いのけて、取調室から、忽然と姿を消した。 冨野は、所轄署を出て、最寄…
今野 敏 著 ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人 ST 警視庁科学特捜班シリーズの第二巻である。 今回のストーリーは、代々木公園で相次いで発見された変死体、二件が話題である。検視の結果、フグの毒で殺されたのが判る。 STもメンバー五人とそのキャップ「百合根…
スーザン・アンダーセン 著 シュガーキャンディはご機嫌ななめ 訳者あとがきより 『現役バリバリの海兵隊員「ザック・テイラー」が、一ヶ月の休暇をとってラグーナ・ビーチの海を臨む屋敷(すごく好い所に住んでいますね)に戻ると、そこに待っていたのはマ…
大沢在昌 著 ライアー ありえない設定と思いますが、小説としては面白いです。 「私」は研究所の所員で、今は上海に居る。指定暴力団の組長をホテルの自室で殺す為である。組長を事故に見せかけて殺した後、遺漏がないか室内をチェックしていた所、不意にド…
葉室 麟 著 草雲雀 J-novel に掲載されていた葉室 麟 の小説です。雑誌バックナンバーで全編読みました。 厄介叔父として肩身の狭い思いで暮らしている「栗林」家の次男・清吾は女中「みつ」と深い仲になり、みつと暮らすことが許されるが、栗林家の女中であ…
宇江佐真理 著 擬宝珠のある橋(髪結い伊三次捕物余話) オール読物8月号の巻末に掲載されていました。 伊三次は得意客である翁屋を訪れた。店は改装中であつた。大工は親方とその息子二人であつた。息子二人は同い年で、どちらも連れ子である。親方とその…
今野 敏 著 マインド(警視庁捜査一課・碓氷弘一 -6-) 警視庁捜査一課「碓氷弘一」部長刑事、四十八歳は、警官が自殺したと聞いた。同じ日、同じ時間に、中学生が自殺しているのを知る。同じ時間に二人の人間が自殺したのは偶然だろうか。刑事は偶然とい…
今野 敏 著 触発(警視庁捜査一課・碓氷弘一 -1-) 警視庁捜査一課「碓氷弘一」部長刑事、四十六歳は、当直の夜『地下鉄霞ヶ関駅を明朝八時に爆破する』という電話を受けていた。ガセの電話かと思ったが、所轄署である麹町署に知らせた。麹町署では、地域…
今野 敏 著 警視庁FC 今野 敏 がこんなふざけた小説を書くとは思いませんでした。 「楠木 肇」は地域部に属す警官であるが、警視庁FCという特命を言い渡された。現在の勤務を続けながら、警視庁FC室兼務である。FCは、フィルムコミッションの略で、…
井上荒野 著 リストランテ アモーレ リストランテ アモーレというカウンターだけの小さなイタリアレストランでシェフを務め「杏二」、サービスを担当する杏二の姉「偲」が主人公である。 このシェフ、男前で女性に非常にもてる。姉から見ても、弟を男として…
あさのあつこ 著 ゆらやみ 「登枝」は間歩で生まれた。石見銀山の坑道である。登枝を育てた「六蔵爺」は登枝が十歳の時に死にました。登枝の母は、登枝を生み落して、そのまま息絶えました。六蔵爺は母の兄なのです。 六蔵爺が倒れて、僅かな蓄えも薬礼に消…
一ノ宮美成 著 京都の裏社会(山口組と王将社長射殺事件の聖域) 2013年12月19日、『餃子の王将』で知られる王将フーズサービスの大東隆行前社長が、京都市山科区の本社駐車場で何者かに拳銃四発を撃たれ、死亡した。 筆者は、この情報に接した瞬間、『これ…
唯川 恵 著 逢魔 時代小説の短編集です。女の情念を描いています。 残念ながら、私は短編集は苦手です。各篇はそれなりに面白いですが、全部読めませんでした。 ✰ ===================================================================== =================…
杉本章子 著 起き姫(口入れ屋のおんな) 大変面白いです。一気に読めました。 「おこう」は、十七で嫁いで、今二十五、ずっとおしとやかな若ご新造でとおっていた。『金長』という金物問屋がおこうの婚家だ。日本橋で四代続く大店である。おこう夫婦には子…
五十嵐貴久 著 贖い 長編です。読み応えあります。一頁あたり、966字、469頁、400字詰め原稿用紙換算で、1,133枚です。 杉並区で、小学生の少年の頭部が切断されて、校門前に置かれていた。百人規模の捜査本部が設置された。「鶴田里菜」も捜査員の一人とし…
士坂 圭 著 滔々と紅 奥州田村郡月村には、飢餓の嵐が吹いていた。屍骸が折り重なってた。九歳の「駒乃」は、八両二分で女衒に売られ、吉原へ連れて来られる。『扇屋』という遊郭に来た。 駒乃は、「しのほ」という禿になる。十三になった しのほ は『引込』…
今野 敏 著 ST警視庁科学捜査特捜班 本書は、ST警視庁科学捜査特捜班シリーズの第一巻目である。先に読んだー黒いモスクワーは第三巻目である。 登場人物は、「赤城左門」法医学担当医師、チームリーダー格、女性恐怖症 「黒崎勇治」化学事故、ガス爆発担当…
7月21日、この日は快適でした。スタンドの風が心地よかったです。試合も最終回、呉昇桓がヒリッとしませんが、勝ちました。 7月31日、この日は暑かったです。スタンドは無風です。黄色のジャージを貰いましたが、暑くて着る事で来ません。あまりの暑さに途…