ジュリア・クイン 著 もう一度だけ円舞曲を
原題は、”An offer from a Gentleman" です。”Bridgerton” ブリジャートン・シリーズの第三作目です。本作では、次男である「ベネディクト・ブリジャートン」の結婚がテーマであす。
訳者あとがきより
『十九世紀初頭のロンドンの社交界。毎夜のように華やかな舞踏会が催され、若い令嬢たちが熾烈な花婿争奪戦を繰り広げるシーズンのさなか、亡き伯爵の庶子である「ソフィー(ソフィア)・ベケット」は続母にこき使われ、その娘たちの世話に追われる日々を送っています。ところがある晩、そんな彼女を不憫に思っていた家政婦の計らいで、名門のブリジャートン子爵家で開かれた仮面舞踏会にもぐり込みます。
そこで子爵家の次男、ベネディクトと運命的に出会うのですが、惹かれあったのもつかの間、ソフィーは家政婦との約束どおり、午前零時のかねの音を耳にして、慌てて舞踏会を立ち去ります。名前すら聞けなかったベネディクトは、もう一度会いたい一心で、彼女が残した片方のだけの手袋を頼りに身元捜しに乗りだしーーーー。
父である伯爵亡きあとは続母の使用人にされてしまった過酷な境遇のなか、ソフィーは懸命に強く生きようとしながら、身分違いの恋に思い悩み、翻弄されます。』
大変面白いと思います。広く一般受けはしないでしょうが。
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