あさのあつこ 著 烈風ただなか
面白いです。
「鳥羽新吾」は、薫風館に通っている。薫風館は藩校ではなく、郷校になる。
新吾はかって藩校に通っていたが、校風になじめず、薫風館に変えたのだ。
新吾は、薫風館で、二人の友を得た。「間宮弘太郎」と「栄太」だ。弘太郎は。軽輩の息子であり、栄太は貧しい村の庄屋の息子である。
栄太は、薫風館始まって以来の俊才と称えられ、農民でありながら、江戸で学ぶ機会を手に入れていた。今は江戸にいる。
鳥羽家の当主は「鳥羽兵馬之介」で、現在は、家を出て剣友の姉である「巴」とともに、別の屋で暮らしている。自ら致仕しており謎の多い人物である。
弘太郎の家の近くの林で、人が殺され、その死体が消える事件が起る。死体を目撃した老人が耄碌して虚言をいっていると取り上げられなかった。
しかし、次の日、その老人が水死体で発見される。
☆☆☆☆☆
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