ビブリア古書堂の事件簿 6 ~栞子さんと巡るさだめ~

三上 延 著 ビブリア古書堂の事件簿 6 ~栞子さんと巡るさだめ~

 

 前作第五巻目を読んだのは一年前でしたので、第五巻目から読み直しました。頭の問題か、記憶力の問題か、ほとんど忘れていました。第五巻も面白かったですし、この第六巻も面白かったです。

 第六巻では、「栞子さん」を負傷させた「田中敏雄」が、再び栞子さんと「五浦大輔」の前に現れる。栞子さんが所有する太宰治『晩年』の貴重な初版本を、盗もうとしたのであるが、今回は更に貴重な太宰治『晩年』の初版本を探すように依頼してくる。 田中敏雄の祖父「田中嘉雄」が所有してた『晩年』は太宰治自身が所有してた本である。

 大輔の祖母「五浦絹子」は嘉雄と不倫関係であった。嘉雄は、大輔の祖父かも知れない。栞子さんの祖父「篠川聖司」、聖司が修行した久我山書房の店主「久我山尚太」等が複雑に交わる。

 栞子さんと大輔が付き合い出した事を、栞子さんの妹「文香」が言い触らしてしまう。行く先々でひやかされる。

 

 

 

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