Schuber Vol.6 トリオ・アコード

アンコール : F.シューベルト: 歌曲集『冬の旅』より 「菩提樹」 D911-5

 

 後半の Schubert が良かったです。

前半の2曲は、良くなかったです。

後半で、Vn も本気になった、または練習をしっかりとした成果でしょう。

Vc が少し弱いですね。音量が足りません。メロデーはマアマア綺麗でしたが。

 

 Schubert シリーズはこれで終わりですしょうね。

今日のトリオ、最初の神尾真由子室内楽、これとハーゲン SQ との比較はレベルが違います。

 

 

 

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J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンの夕べ ファビオ・ビオンディ

アンコール : J.S.バッハソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001より

         Adagio / Presto

 

 物凄く良い音楽会でした。

  Bach の無伴奏ヴァイオリンを実演で聴ける最高の演奏だったと思います。

 演奏を聴くのに没頭しました。

 Ciaccna など聞き惚れました。

 ガット弦、肩当て、顎当て無し、バロック弓でしたが、素晴らしい音質、音量でした。

 

 客席の入りは半分以下でした。樫本大進のヴァイオリンが満員でしたが、今日の方がズート良い音楽会だったのに。

 

 

プログラムノートより

 「現代人のフィルターを通して過去のものを浄化すること、すなわち今の知識を利用して新しいものに作り替えることが大切。音楽作品自体に時代は存在せず、私たち現代人の感性によって、さらなる命を吹き込むことこそ、古楽なのです」

 「聴き手とのコミュニケーションしたいととの願望に突き動かされています」

 いずれも演奏者ビオンディの言葉です。

 

 単に”聴く”のではなく、彼の演奏に参加するのです。

 

 

 

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樫本大進&エリック・ル・サージュ//シューマン&ブラームス ヴァイオリン・ソナタ・チクルスVol.2

アンコール : R.シューマン3つのロマンス op.94より Ⅱ. Einfach, innig

 

 後半で良くなったようです。

 前半はうまい演奏でしたが、訴えかけるモノがなかったです。オケ奏者のソロという感じでした。このような演奏になるだろうと今までこの人のソロ演奏会は避けていましたが。

 なぜ後半で良くなったのでしょう。曲が合っていた。それとも一つ上の段階に達したのか。

うまく説明できません。

 もう1曲ぐらいアンコールしてもよかったのに。

 

 

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Schuber Vol.5 イアン・ボストリッジ(テノール)

アンコール : 4曲もありました

F.シューベルト: 

 春に D882

 ます D550

 音楽に寄せて(楽に寄す) D547
 月に寄せて D196

 

 Schubert のもうひとつの「冬の旅」と題して、歌曲600曲から、22曲を選んで、連続して演奏されました。

 名演だったと思います。

 でも、聞きなれない曲の集まり、曲間で同じようなのが連続する所もあり、対訳が出ましたが、十分に理解するのは難しかったです。

 その点、アンコールは楽しかったです。

 

 お客さんは大喜びで、拍手が多くて、アンコールも増えました。

 

 

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ニューイヤーコンサート2024 ローマ 春のピアチェーレ

アンコール:レハールメリー・ウィドウ・ワルツ」

      フニクリフニクラ

 

 イタリア版のニューイヤーコンサートです。

 5年ぶりです。(調べてみると、)コロナで無かったんですね。

 会場1階席は、写真のようにテーブルが配置され、赤、白ワイン、おつまみがサービスされます。

某社の新年会を兼ねているようです。

 

 バリトンの歌手、物凄い声量がありますね。高い音もよく出るようです。

 プッチーニ”O mio babbino caro"「私のお父さん」が凄く良かった。この曲だけで、今日のコンサートに来た甲斐がありました。ソプラノ、とっても良かったです。ベルリン・フィルの夏のコンサートのDVDを聞いてから、この曲が大好きになりました。

 

 最後の「乾杯の歌」から、アンコール2曲で大変盛り上がりました。

 楽しかったです。

 

 

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ニューイヤー・コンサート2024 ウィーン・リング・アンサンブル

アンコール: 

ヨハン・シュトラウスⅡ: ポルカ・シュネル「浮気心」

ヨハン・シュトラウスⅡ: 美しく青きドナウ

ヨハン・シュトラウスⅠ: ラデツキー行進曲

 

 この楽団の来日ツアーは、2024年で、32回目だそうです。

 弦楽5人、管4人の編成です。掛け持ちで、打楽器が入ります。

新年を飾る楽しい音楽会でした。

 「美しき青きドナウ」の出だしは、素晴らしいですね。

 

写真はホームページより

 

 

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神尾真由子&萩原麻未 デュオ・リサイタル

アンコール : グルック メロディ

       バッツィーニ 妖精の踊り Op.25

 

 神尾真由子はすごい衣装で登場しました。真っ赤なドレスで、右胸からは長い花弁状の物が顔半分ぐらい迄伸びています。左胸はもう少しで見えるぐらい位短くて、谷間は大胆にカットされていました。後半は衣装が変わって、下半身は黒の長いドレスで靴も見えないぐらいの長さです。後ろは大きくスリットがあります。上半身はターコイズブルーで、長くリボン状の布が引きずる長さがあり、スリットを隠します。

 

 神尾は最近、北欧系の音楽をよく取り上げますね。

2曲目の2楽章、3楽章が良かったです。

 後半の小品集、やはり上手いですね。好きな曲が何曲かありました。彼女の ’pp' は大変小さいですね。コンチェルトでもそうでした。

 最後のツィゴネルワイゼン、圧巻でした。

 

 いつも楽しみにしていた、12月19日、いずみホールでの、作曲家・西村朗さんの音楽講座が本人死亡で無くなりました。残念です。 

 私の今年の音楽会はこれで終わりです。

 

 今年一番の音楽会は、3月17日、フェニックスホールでの、『ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽』でした。

 

 

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