ダークナンバー

長沢 樹 著 ダークナンバー

 

 面白いです。

 

 ダークナンバーとは、存在しない人間のことで、ここでは、海外から密入国してきて、戸籍のない状態から、不法に日本人の戸籍を手に入れる前の人を指している。

 

 「渡瀬敦子」は、刑事捜査支援分析センターの係長で、警部である。準キャリアだ。29歳。

 

プロファイリングのスキルを持つ指揮官(渡瀬警部)と熟練の現場捜査員を組み合わせた実働部隊で、総勢5名。

 

 連続通り魔事件に投入された。渡瀬は、次の事件発生現場と日時を予測し、自らオトリとなり、犯人を捕まえる。凶器も予想した通り、ドラムスティツクだった。

 

 朝、官舎を出て、駅に向かう途中に記者ぶ話しかけられる。「土方玲衣」だ。「町田の連続通り魔についてなんですけど」「渡瀬係長は五件目の事件後、捜査に加わって、六件目で被疑者を絞り込んで、七件目で自らの手で逮捕したんですよね」

 土方は、さらに、渡瀬が落とし穴を作って犯人がその穴にはまり込む様にした事を指摘した。

 渡瀬警部は、「その様な事実はありません」と答えたが、土方は「待ちなさいよ、草薙敦子」ーーーーー。

 渡瀬と土方は、訳ありの中学校同級生だ。草薙は前に姓だ。ーーーー

 

 

 

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

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