2016-01-01から1年間の記事一覧

燦-8-鷹の刃

あさのあつこ 著 燦-8-鷹の刃 燦の第八巻目です。大変面白いです。でも、あまりにも短すぎる。この巻で完結です。最後には、あっと驚く展開が待っています。 ✰✰✰✰✰ ================================================================== =================…

シャープ崩壊

日本経済新聞社 編 シャープ崩壊 本書の出版は、2016年2月17日である。序章に『シャープ再建はまだ出口が見えないが、日本を代表するイノベーションカンパニーとして復活を願っている』とあるが、現時点では大きく動き出して、鴻海の傘下に入っている。 シャ…

津軽双花

葉室 麟 著 津軽双花 本書は表題の津軽双花(中編)と関連する短編小説三編から構成されている。 津軽双花は、石田三成の娘「辰姫」と、徳川家康の養女「満天姫」が、津軽藩主「信枚」の元妻と妻として、関ヶ原の合戦さながらの、戦いを描いている。 ✰✰✰ ===…

阪神 X 巨人 戦

阪神はこの三連戦、結局は三連敗でしたね。 9月6日、巨人戦にすると客席は空いていました。レフト外野席ガラガラ状態でした。 藤浪、毎回先頭バッタを出塁させる苦しい展開で、長い守り時間になります。 相手打者がピッチャー、外野の頭を超す二塁打。上本…

スクープ(シリーズ)

今野 敏 著 スクープ(シリーズ) スクープ(シリーズ) ヘッドライン(スクープシリーズ-2-) クローズアップ(スクープシリーズ-3-) 上記三冊がセールされていたので、電子書籍で購入しました。大変面白かったです。特に、二巻目、三巻目が良かった…

めくるめく夢の夜を乙女に

ローラ・リー・ガーク 著 めくるめく夢の夜を乙女に 原題は、”The Seduction" です。まま面白いです。作者の初期の作品です。 裏表紙より 『19世紀のイタリア。アメリカ人億万長者のひとり娘「マーガレット(マギー)・ヴァン・オールデン」は、父親の財産目…

侯爵を結婚させる方法

ローラ・リー・ガーク 著 侯爵を結婚させる方法 原題は、”When The Marquess met his Match" です。前半はとっても面白かったです。特にライオンや狼、ハイエナの話を呼んだ後では。後半は筋の展開がないのに、セックスシーンをだらだらと続けて、白けますが…

シューベルト/レクチャー&コンサート

アンコール : Schubert ≪光と愛≫ D352 (詩・M.Collin ) Licht und Liebe 最初の曲はピアノ独奏、後半の一曲目と最終曲はピアノ連弾(一つのピアノによる)で、前半最終曲はソプラノとテノールのデュエット、その他はソプラノまたはテノールの独唱です。曲…

琥珀の瞳にもう一度

ジェリー・ローレンス 著 黄金の瞳に心奪われて ウルフ・シフターとワイルドドック・シフターの争い事が延々と続き、嫌になり、途中で断念しました。原題は、The Beast in Him です。 裏表紙より 『狼に変身するウルフ・シフターである「ボビー・レイ・スミ…

黄金の瞳に心奪われて

ジェリー・ローレンス 著 黄金の瞳に心奪われて 普通の面白さです。 sex シーンが多すぎるように感じました。 原題は、”The Mane Event" です。本書は中編二巻で構成されています。あとの巻は、『黄金の瞳で眠らせて Shaw's Tail』です。 これは三部作、『琥…

放蕩者の長い恋(リージェント街の放蕩者-2-)

ジュリア・ロンドン 著 放蕩者の長い恋(リージェント街の放蕩者-2-) まずまず面白かったです。しかし sex シーンが多すぎるように感じました。 原題は、”The Ruthless Charmer" です。 裏表紙より 『”リージェント街の放蕩者たち” の異名を持つ社交界の花…

はしばみ色の甘い誘惑(リージェント街の放蕩者-1-)

ジュリア・ロンドン 著 はしばみ色の甘い誘惑(リージェント街の放蕩者-1-) まずまず面白かったです。しかし sex シーンが多すぎるように感じました。 原題は、”The Dangerous Gentleman" です。 裏表紙より 『”リージェント街の放蕩者たち” の異名を持つ「…

残り者

朝井まかて 著 残り者 慶応四年(1868年)の四月十日は、江戸城明渡しの沙汰により、大奥からすべての者が出ることになる日である。 天璋院は「ゆるゆると、急げ」と命じて、自らも一橋邸に移った。 十一年前に十五の齢で大奥に上がり、呉服之間に勤める「り…

いにしえの真珠に愛を誓って

ジャッキー・ダレサンドロ 著 いにしえの真珠に愛を誓って まずまず面白かったです。ありえない ”呪い” がテーマになっています。 原題は、”Who will take this Man?" です。 裏表紙より 『摂政時代のロンドン、結婚仲介人「メレディス・チルトン=グリスデ…

ふたたび、恋が訪れて

カーラ・ケリー 著 ふたたび、恋が訪れて 大変面白かったです。目に涙が貯まるような箇所もありました。 原題は、”Mrs. Drew Plays Her Hand" です。自分の手で勝負するという意味です。 訳者あとがきより 『1812年、イングランドのヨークシャー州。「ロクサ…

貸借 (百万石の留守居役-7-)

上田秀人 著 貸借 (百万石の留守居役-7-) 半年ごとに刊行される、著者の文庫本作品のなかで、『百万石の留守居役』シリーズは最も良い物でしょう。しかし例によって繰り返し書かれたことが多すぎます。それらをはぶくとかなり短くなるでしょう。 半年ごとな…

愛の誘惑は太陽の色

ローラ・リー・ガーク 著 愛の誘惑は太陽の色 原題は、”She's No Princess" です。 ”The Guilty Series" シリーズの第四巻です。 四巻の中で最も面白く感じました。会話の面白さが抜群です。 第二巻の主人公、作曲家「ディラン・ムーア」の兄である「イアン…

愛の眠りは琥珀色

ローラ・リー・ガーク 著 愛の眠りは琥珀色 原題は、”The Marriage Bed" です。面白く読みました。 ”The Guilty Series" シリーズの第三巻です。 第一巻の主人公「トレモア公爵」の妹である「ヴァイオラ・ハモンド」が第三巻の主人公です。 「ハモンド子爵」…

愛の調べは翡翠色

ローラ・リー・ガーク 著 愛の調べは翡翠色 原題は、”His Every Kiss" です。面白く読みました。 ”The Guilty Series" シリーズの第二巻です。 前作の主人公「トレモア公爵」の友人として登場した作曲家「ディラン・ムーア」が第二巻の主人公です。 舞台は、…

愛のかけらは菫色

ローラ・リー・ガーク 著 愛のかけらは菫色 原題は、”Guilty Pleasures" です。面白く読みました。 ”The Guilty Series" シリーズの第一巻です。 ”The Guilty Series" シリーズのテーマは、愛と結婚、すなわち『女性は往々にして結婚は愛情とは切り離せない…

風待心中

山口恵似子 著 風待心中 読みやすく、すーと入って行けますし、快調な滑り出しですが、巻末でアッと驚くような展開となります。私はこの筋立てに共感を憶えません。取って付けた様に感じました。 「おせい」は、本所の常磐町にある長屋に住んでいる。亭主と…

伯爵に真実のキスの作法

ローラ・リー・ガーク 著 伯爵に真実のキスの作法 原題は、”With Seduction in Mind" です。面白く読みました。 ”The Girl-Bachelor Chronicles" シリーズの第四巻です。 舞台は、1896年 ロンドン です。 ”The Girl-Bachelor Chronicles" シリーズの第三巻は…

阪神 X ヤクルト戦

7月24日(日)広島戦に久しぶりに勝ったので、平常心で球場に行けました。しかし一回表、山田にスリーランを打たれて、いつも通りの展開か、と思ったのですが、4回に同点にし、8回にゴメスのツーランと理想的な展開になりました。ゲームも早く終り、試…

風聞き草墓標

諸田玲子 著 風聞き草墓標 「せつ」の父は佐渡奉行「荻原源左衛門」である。小姓組に属する旗本「根来長時」の妻女である。十八で嫁いで十八年、子供たちは健やかに育っている。 ある日、夫の不在中に来客があった。大岡越前守忠相、町奉行である。せつは夫 …

小説新聞社販売局

幸田 泉 著 小説新聞社販売局 「神田亮一」は大和新聞の編集部で記者をしていたが、編集局長「古石幸太郎」に新聞記者としてこれから最も脂がのる年齢三十七歳の時に『お前はもう記事を書かなくいい』と言われて、販売局に移動した。販売推進部で購読を呼び…

TVドラマ the good wife (season 5 ~ 6 )

私のお気に入りのドラマです。 NHK ではシーズン4まで放映しましたが、その後放映を止めてしまいました。仕方なく、シーズン5の英語版を購入し、英語字幕で見ていましたが、私の英語力では字幕半分読むと、次の画面に変わってしまいます。仕方なくすぐに巻…

テミスの休息

藤岡陽子 著 テミスの休息 「沢井涼子」は法律事務所開業と同時に採用された、ひとりきりの職員である。弁護士の「芳川有仁」は四十四歳の涼子より四つ年下である。 涼子が横浜市の鶴見で暮らし始めたのは今から八年前での三十六歳の時だ。芳川も大手法律事…

ベルリン交響楽団

アンコール : Bach 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第三番 BWV1006 より Gavotte (Vn : イリア・カーラー) Wagner Lohengrin 第一幕への前奏曲 てんこ盛りのプログラムで、アンコールも二曲あり、終了時間は5時前でした。 楽しめました。いつも座る…

疾れ、新蔵

志水辰夫 著 疾れ、新蔵 本書は、『志水辰夫の蓬莱屋帳外控』と『羽太雄平の与一郎シリーズ』をミックスしたような題材ですね。本作、まずまずですが『夜去りし川』ほどの出来ではないです。 「新蔵」は、越後岩船、酒匂近江守忠純の中屋敷に忍び込んだ。音…

不埒な公爵のキスの作法

ローラ・リー・ガーク 著 不埒な公爵のキスの作法 原題は、”The Wicked Ways of A Duke" です。面白く読みました。 ”The Girl-Bachelor Chronicles" シリーズの第二巻です。 訳者あとがきより 『前作は出版社で秘書として働く「エマ」の恋模様でしたが、本作…