危険な公爵を夫にする方法

ジュリア・ロンドン 著 危険な公爵を夫にする方法

 

 典型的な、お手軽、レジデント物です。

 

 原題は  ”The Hazards of Hunting a Duke” です。

 

 裏表紙より

  『「エヴァフェアチャイルド」とその妹「フィービー」、いとこの「グリア」の3名は、美しいデビュタントとして社交界を満喫していた。

 言い寄ってくる紳士もいたが、あせることはないーーーーー。

 ところが、そんな彼女を応援してくれた母親が急死したことによって事態は一変。

 財産を継父に奪われて貧乏になったことが知れ渡ると蜘蛛の子を散らすように求婚者はいなくなり、継父からは面倒をみるのは今シーズン限りとお達しがきた。

 残る二人に幸せな結婚をさせるため、お金持ちになろうと決心したエヴァが眼をつけたのは、「レッドフォード」公爵の跡取りで、危険な男と噂の「ジェイリッド」だった。-----。

 不運な ”デビュタント” たちの運命は !?』

 

 不運な デビュタント・シリーズの第一巻目です。

 

 

 

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ヴォーチェ弦楽四重奏団

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アンコール : ショーソンの第2楽章

 

 この四重奏団、大変うまいです。K421、大変良かったです。実際の演奏で、これ程、良かったのは初めてです。

 シュルホフは大変なテクニックを必要とする曲ですが、緊張感があり、見事に弾ききったという感じでした。

 でも、Beethoven  やBrahms も聴きたかったです。

 ショーソンは、日本人二名が加わりました。このヴァイオリニストも大変うまいです。やはりストラディバリウスはいい楽器です。弦楽四重奏が、フォルティッシモで弾いていても、この楽器は、くっきりと聞こえてきます。

  

 

 

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古楽最前線 躍動するバロック Vol.1

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アンコール : 不詳:ロドリーゴ・マルティネス

       ヴィラールト:Vecchie letrose

 

 古楽最前線という言葉にもっともふさわしい、バロックの勃興する17世紀を、中世、ルネッサンスとともに扱ったこのシリーズではないかとーーーー。このシリーズを企画した「磯山 雅」氏は記しています。

 

 今日の音楽会は、中世からモンテェルディまでを扱っています。

 同じような旋律、同じようなリズムでゆっくりと進んでゆく様に感じました。

 演奏は、熱演でした。

 編成は、管を中心とし、打楽器とリュートとオルガンの通奏低音です。

  

 

 

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根源 (表御番医師診療禄-12-)

上田秀人 著 根源  (表御番医師診療禄-12-)

 

 筋はそれなりに面白いが、ナンセこの筆者の文章は繰り返しがやたらと多い。一度書いた事は、二度と書かないという信条が欲しいですね。

 

 裏表紙より

  『御広敷番医師「矢切良衛」は将軍「綱吉」に供される食事の以上な味付けから、将軍の血筋を絶やそうとする存在を感じ取っていた。

 疑惑を追及するなか、綱吉の兄で甲府宰相の「綱重」の死に着目する良衛。

 綱重の不自然な死は、同じ敵によるものなのか。

 状況の把握を兼ねた甲府家への医師見舞いが整った日、何者かが良衛に襲いかかるーーーーー。

 あらゆる手段を使い、良衛らを排除せんとする者たち。その存在が、ついに明かされる。』   

 

 

 

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蝶のゆくえ

葉室 麟 著 蝶のゆくえ

 

 この小説は、作者の時代小説に比べて面白くないです。

 

 「星りょう」の生涯と、りょうから見たその時代の文壇の人達が描かれています。

おそらく、史実に忠実なのだろうと思います。

 

 明治二十八年、星りょうフェリス和英女学校をやめて、明治女学校に入学すべく、校庭の前に立ち、粗末な校舎に胸がしぼんだーーーーーこのような書き出しで始まります。

 巌本喜治、北村透谷、斎藤冬子、島崎藤村、佐藤輔子、国木田独歩有島武郎らが登場する。

 

 

 

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両国橋の御落胤(大江戸科学捜査八丁堀のおゆう -2-)

山本功次 著 両国橋の御落胤(大江戸科学捜査八丁堀のおゆう-2-)

 

 大変面白いです。楽しめました。

 本書は、石川英輔大江戸神仙伝シリーズと同じように、徳川時代の江戸と現代の東京を行き来できる人物を描いている。この巻では、江戸から現代に戻り、新幹線を利用し岡山まで行き、ふたたび江戸時代に戻り、所用をかたずけて、江戸から現代に戻り、新幹線を利用し、帰京し、江戸の戻る状況が描かれていますが、これもそっくりおなじです。

 

 裏表紙より

  『江戸と現代で二重生活を営む元OLの「関口優香=おゆう」は小間物問屋の主人から、息子が実の子かどうか調べてほしいと相談を受ける。

 出生に関して、産婆の「おこう」がら強請りまがいの手紙が届いたのだという。

 一方、同心の「伝三郎」も、さる大名の御落胤について調べる中で、おこうの行方を追っていた。

 だが、やがておこうの死体が発見されーーーーー。

 二つの時代を行き来しながら事件の真相に迫る。』   

 

 

 

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ユベール・スダーン モーツァルトの旅

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アンコール :

ソリストアンコール曲
B.コヴァーチ:ショレム・アレイヘム、ロヴ・ファイドマン
ガスパーレ・ティリンカンティ:クラリネット・ロジア
●PACアンコール曲
モーツァルト:カッサシオン ト長調 K.63よりアンダンテ

 

 クラリネット独奏者は、大変なテクニックの持ち主ですね。アンコールを聴いて思いました。

  

 

 

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