葉室 麟 著 蝶のゆくえ
この小説は、作者の時代小説に比べて面白くないです。
「星りょう」の生涯と、りょうから見たその時代の文壇の人達が描かれています。
おそらく、史実に忠実なのだろうと思います。
明治二十八年、星りょうフェリス和英女学校をやめて、明治女学校に入学すべく、校庭の前に立ち、粗末な校舎に胸がしぼんだーーーーーこのような書き出しで始まります。
巌本喜治、北村透谷、斎藤冬子、島崎藤村、佐藤輔子、国木田独歩、有島武郎らが登場する。
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