機は熟せり

ジェフリー・アーチャー 著 機は熟せり(クリフトン年代記 第6部)

  

 新春に読んだが、解説には『第6部上下巻は、新春の最初にページをめくるにふさわしい』と記されていた。

 

 クリフトン年代記の第6部です。前作第5部で展開されていた、

 「ハリー・クリントン」によるシベリア強制収容所に幽閉された、ハリーロシア人作家「アナトリイ・ババコフ」の救出作戦と、

 バリントン海運の会長職に就いた「エマ・クリフトン」が法廷に立つ苦難、

 東ドイツで出会ったドイツ人通訳「カリン・ペンジュリー」を危険を顧みず呼びよせようとするエマの兄「ジャイルズ・バリントン」の苦労は、第6巻へと続いている。

 そしてハリーとエマの息子「セバスチアン(セブ)・クリフトン」は新たな恋をするが、最終的には娘「ジェシカ」と出逢う。

 

 この四人の主人公のそれぞれの物語が絡み合い進行してゆく。

 

 

 

 

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愛が薔薇色に輝けば (ローズ・ハンター・トリロジー -2-)

コニー・ブロックウェイ 著 愛が薔薇色に輝けば (ローズ・ハンター・トロジー -2-)

 

 面白かったです。ふりむけば恋が、至上の愛を、とは違った面白さです。

 原題は、My Pleasure です。

 本書は『ローズ・ハンター・トリロジー・シリーズの第二作目です。

 裏表紙より

  『19世紀初頭の英国、地方貴族の長女「ヘレナ・ナッシュ」は、その美しさにもかかわらず独身で、ロンドンの裕福貴族「レディ・タィルポット」に話し相手』として雇われていた。昼間は物静かに暮らしているが、夜になると「フローラ」のために仮面をつけて変装して、いかがわしい場所にでかける事もあった。ある夜ヘレナは、酔った若者にからまれ、剣術家の「ラムゼー・マンロー」に助けられる。マンローは、以前、ヘレナの家を訪れ、助力を申し出た三人のスコットランド高地人の一人だった。

 美貌のマンローは、剣術家として、優美な放蕩者として、知られる存在になっていた。ヘレンを密かに見守っていた。

 影のようにヘレナにつきまとう男が、彼女を恐怖の淵に追いつめる。ヘレナはマンローに助けを求めた。ヘレナを愛するマンローは -----』

 

 本年最後の読書に、リージェンシー物です。

 

 

 

 

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襲撃

今野 敏 著 襲撃

 

 やはり、今野 敏は面白いです。

 広尾に整体院を構える「美崎照人」は、整体院兼住居の前で、帰宅の晩、覆面の男たちに襲われた。

 数日後、横浜の空手道場で施術した帰りに再び襲われた。前回も同じ所からの帰りであった。患者の美女たちにも不審な影が忍び寄る。

 警視庁捜査一課の刑事・「赤城竜次」は中国マフィアの抗争との関連を疑うが、事態は思いがけない展開にーーーーーー

 

 

 

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聖域侵犯(警視庁公安部・青山望 -8-)

濱 嘉之 著 聖域侵犯(警視庁公安部・青山望  -8-)

 

 青山 望シリーズの第八弾です。「青山 望」は公安部公安総務課第七担当管理官である。

 伊勢志摩サミット警備で緊迫する志摩半島の英虞湾で緊急事態が発生する。真珠養殖のいかだから引き揚げられた死体は、闇経済を疾駈するブラックジャーナリストだった。

 青山 望はサミット開催まで残り百日となった日に三重県入りをしていた。そして名古屋に拠点を設定し活動していた。

 青山 望、「大和田博」、「藤中克範」、「龍 一彦」のクワルテットによる活躍が始まる。

 

 前作と同じ感想を

 

 星四つにしていますが、星三つ半です。あまりにも背景説明が多すぎて、話の流れが悪くなっています。調べた事を列記している様に感じます。

 

 

 

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至上の愛を

コニー・ブロックウェイ 著 至上の愛を

 

 面白かったです。ふりむけば恋がとは違った面白さです。

 原題は、The Ravishing One です。

 本書はマクレアン・トリロジー・シリーズの第三作目、完結編です。

 裏表紙より

  『悪名高い「ロナルド・メリック(カー伯爵)」を父に持ち悪い星のもとに生まれたと人々にささやかれる「フィア・メリック」。幼いころに母は不慮の死を遂げ、父は娘の美貌を利用すべく彼女を育てていた。フィアは若者「トマス・ダン」に恋心を抱くが、カー伯爵の娘であるがゆえに想いは打ち砕かれることとなり、心を閉ざした彼女は逃避行を計画する。

 城からでたフィアに初めて心穏やかな日々が訪れたが、カー伯爵は彼女を連れ戻しに来た。娘を操り人形とし、財産家の富を乗っ取る企みを実行するために。フィルは大切なものを守るため、やむ得ず父に従う。

 やがてロンドンの社交界で数多くの男性から求愛されるようになったフィアに、鋭いまなざしを向ける男がいた。その人の名は・・・・・愛は呪われた運命の鎖を断ち切ることができるのか?

ーーーーーーーーーー』。

 

 

 

 

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ふりむけば恋が

コニー・ブロックウェイ 著 ふりむけば恋が

 

 面白かったです。

 原題は、My Dearest Enemy です。

 裏表紙より

  『19世紀の英国。遺言によって、地所「ミルハウス」の経営を任されれることになった「リリー(リリアン)・ビード」。それは女性は、男性のできることならなんでもできる』と主張するリリーに対する、亡き親戚「ホレーショ・ソーン」からの挑戦状だった。5年後に利益が出ていれば主義は認められ、土地も事業も彼女のもの。しかしうまくゆかなかったときは、正式な相続人であるホレーショの甥「アヴェリー・ソーン」が相続するという条件なのだ。

 リリーが経営に奮闘する5年の間、アヴェリーは世界を旅し、探検家として名を上げる。2人はミルハウスをめぐるライバルとして、皮肉とユーモア、機知に富む手紙をやりとりするが、いつしか互いの心に何かが芽生えていた。

 そして5年がたち、間近になった期限を前にアヴェリーが帰国。はじめて顔をあわせた2人は

ーーーーーーーーーー』。

 

 

 

 

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Schubert ピアノ曲

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アンコール : Bruckner 幻想曲 WAB118

 

 今日は空いていました。半分くらいかな。感想は特になし。

 

 

 

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