山本巧次 著 江戸の闇風(-1-) 黒桔梗裏草紙
面白かったです。
この筆者の「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」シリーズを愛読しています。
この新シリーズ、先のに比べ、面白さはやや劣ります。
解説より
『 寛政の改革を行った松平定信が老中の任を解かれ二年ほどたつが、まだ不景気なままの江戸。神田仲町の長屋で常磐津の師匠をしている文字菊こと「お沙夜」は、稽古の終わった両替商の「大高屋藤兵衛」から、世話話を聞く。磯原藩が八千両を貸し出してくれる相手を探しており、深川の材木屋「甲州屋」が、それに応えるというものだ。
さらにお沙夜は、隣に住む職人の「彦次郎」から、情報を手に入れる。甲州屋屋は、もともと棚倉屋という店であった。しかし七年前に火事が起こり、主人夫婦と娘が焼死。棚倉屋に婿入りする予定だった甲州屋が店を継ぎ、看板を変えて今に至るという。これに興味を惹かれたお沙夜は、彦次郎に甲州屋を嗅ぎまわるように命じた。
ーーーーーーーー。』
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