飛雲のごとく

あさのあつこ 著 飛雲のごとく

 

 大変面白いです。一気に読めました。

 

 「新里林弥」は元服した。鳥帽子親は「小山田正近」だ。元大目付である。

 年が明ければ、十七歳だ。新里家の当主として家を背負わなくてならない。家族は、母「登勢」、義姉「七緒」だ。

 兄「結之丞」は、林弥のとって、父であり、剣の師でもあった。四年前に唐突に消えた。惨殺されたのだ。

 登勢と七緒は、結之丞の死の真相を明らかにしたいと考えている。

 

 兄の死の真相は闇に沈められたままだ。それを明らかにすれば、礎が揺らぐと林弥を諭したのは正近だ。

 

 二年前、林弥は、七緒の兄「生田清十郎」を密かに斬っている。清十郎が兄を討った刺客であることを知り-----。』


   


 
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