福原俊彦 著 書物奉行(江戸を奔る!)
書物奉行シリーズの第一巻目です。副題として 新井白石の秘文書 と追記されています。
まずまず、面白いです。しかし、文庫本の時代小説は短いですね。三百頁に満たないです。一頁あたり 608字 です。(最近読んでいるリージェンシー物は五百頁を超える)
したがって読書感は手ごたえの無いといった感じになります。
本書の解説は「上田秀人」です。絶賛しています。
「篠山辰之丞」は二十すぎ、『主の命で、あなた様をお招きにあがりました』と声をかけられ、「田沼主殿頭意次」と会う。田沼から書物奉行にするかわりに『わしの役に立ってもらいたい』と言われる。こうして辰之丞は紅葉山文庫に勤めるようになる。
ある日、同心の一人と思われる男の姿が蔵の陰に消えた。御文書の書物を許可なく持ち出すのは大罪である。すぐさま追いかける。-----
手習い所時代からの友人で札差の次男「穂村文治郎」、医者である「三枝」、その娘「お豊」等が登場する。
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