不名誉なキッスは恋の味

エリザベス・ソーントン 著 不名誉なキッスは恋の味

 

 Trap シリーズ二作目です。原題は The Bachelor Trap です。本書も第一作と同じように面白かったです。

 「ブランド・ハミルトン」は、第一作 ”The Marriage Trp ” の主役の恋人役で夫となった伯爵「ジャック・リグ」の親友である。ブランドは、今回の主役、伯爵令嬢「マリオン・デーン」の恋人役で夫となる。ブランドは公爵の庶子という不利な出自をものともせず、一介の新聞記者からたたき上げて、南イングランドの各主要都市の新聞社を経営するまでになった人物です。第一作では恋には無縁であるが、親友のためにはひと肌脱ぐけれども、孤独で暗く、仕事人間が、本作では情熱的で、行動的で、正義感あふれた面が描かれています。

 マリオンは二十七歳。用心深く、身内以外には心を開かない女性である。伯爵の娘でありありながら、妹二人の亡くなった父や母の代わりをし、社交界にも顔を出さず、結婚する気もなかった。

 1816年、マリオンと妹「エミリー」は、遠縁の親戚の招きで、ロンドンの社交シーズンに初めて顔緒出した。

 ブランンの招待で劇場にきていたマリオンは、何者かに押されて階段から落ちてつま先を痛める。ブランドはマリオンを抱いて馬にから降ろし屋敷に運んだ。----

 

 

 

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