秘書に恋した億万長者

アンドレア・ローレンス 著 秘書に恋した億万長者

 

 先に読んだ同じ作者の作品です。読書感も同じです。私は楽しめました。万人向けでは無いと思いますが。

 「サマンサ・デイビス」は、名付け親で小学生の頃から母親代わりになってくれた「アグネス」に紹介された代理秘書の仕事についた。アグネスが結婚四十周年記念の旅行にゆく一月の間、アグネスの代わりに秘書をすることになった。その際、会社のCEOである「ブロディ・エデン」についての賠償金五百万ドルの守秘義務契約を結ばされた。

 ミスター・エデンは隣室にいるが、仕事の指示は電話のインターコムか、Eメールかインスタント・メールで連絡してくる。書類のやり取りやデリバリーのランチの受け渡しは壁に備え付けられた引出で行われた。しかも隣室からの監視カメラがあった。

 ミスター・エデンは命令するだけであった。数日経過したが、まだ会ったことが無い。

 サマンサはこの状況に我慢だ出来なくなった。彼女は電話のプラグを引き抜き、コンピューターの電源を落とし、カーディガンを脱いで監視カメラにかけた。五分後、隣室の鍵がはずされドアノブがまわされる音を聞いた。まんまとおびきだしたのである。

 

 

 

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