P・D・ジェイムス 著 高慢と偏見、そして殺人 を読みました。
原題は、DEATH COMES TO PEMBERLEY です。原題を直訳すると「死がペンバリーに来る」になりますね。
そうですね、ジェーン・オースティン著の 高慢と偏見 の続編です。
私も読みましたが、別な続編もあります。
エマ・テナント 著 続高慢と偏見
原題は PEMBERLEY( A Sequel to PRIDE AND PREJUDICE )
セス・グレアム・スミス 著 高慢と偏見とゾンビ
原題は PRIDE AND PREJUDICE AND ZOMBIES
この様にいろんな続編がでるのは、原作に人気があるからでしょね。
さて、高慢と偏見、そして殺人 ですが、出版は、ハヤカワ・ミステリです。ミステリ小説です。
ストーリはミステリですが、上記三冊の続編の中では最もマトモであると思う。続編として読んでも違和感は少ない。もっとも後半になるとミステリ好きでない人には抵抗があるかも。私は、それなりに楽しめた。
ジェーン・オースティン著の 高慢と偏見 は、違う訳で三冊を所有している(筈)。
このなかでは、新潮文庫から出ている 中野好夫訳 が最も良い。読みやすい。
この訳では、表題をPRIDEを高慢ではなく自負として、 自負と偏見 としている。
Penguin Classics 版の原作も所有している。ジュンク堂で¥1,000で購入した。
(今 Amazonを調べると¥704)
高慢と偏見、そして殺人 ¥1,890
続高慢と偏見 文庫本で、¥998
高慢と偏見とゾンビ 文庫本で、¥1,000
この価格差、 問題ですね。日本の本は高い様です。
LaLa.TVで放送していたBBC放映のPRIDE AND PREJUDICE もDVD化して愛観している。
ハリウッド版のPRIDE AND PREJUDICE もケーブルTVで見たが、BBC版の方が良い。
ダーシーとエリザベスの会話を、Penguin Classics と 自負と偏見を比較読みしながら、BBC版を見ると楽しさが倍加する。