2018-01-01から1年間の記事一覧

警視の隣人(-2-)

デボラ・クロンビー 著 警視の隣人(-2-) 面白いです。この調子では、全15巻を読みそうです。 原題は ”All shall be Well” です。 「警視・シリーズ」の第2巻目です。 裏表紙より 『「ジャスミン・デント」の死体から多量のモルヒネが発見された。 ジャス…

父子ゆえ 摺師安次郎人情暦

梶 よう子 著 父子ゆえ 摺師安次郎人情暦 面白いですよ。 摺師「安次郎」は、神田明神下、五郎蔵店に住む。女房の「お初」に先立たれ、子供の「信太」はお初の実家に預けている。 安二郎は摺師としての腕は一流であったが、武士の子であつた。 「摺長」の親…

心うち砕かれて(ブキャナン兄弟-1-)

ジュリー・ガーウッド 著 心うち砕かれて 「ブキャナン兄弟シリーズ」の第1作目です。 原題は ”Heartbraker” です。 裏表紙より 『『僕を祝福しろ、僕はこれから罪を犯す』 酷暑の懺悔室、「トム(トーマス)・マドゥン」神父を凍りつかせた不気味な告白。 …

眩惑されて 上 下

ロバート・ゴダード 著 眩惑されて 上 下 原題は ”Sight Unseen” です。 裏表紙より 『別れた妻「サリー・ウィルキンソン」を失意のうちに亡くしプラハに隠れ住む「デーヴィッド・アンバー」の前に、18世紀の謎の投書家「ジュニアス」の名を騙る手紙を携え…

霧のとばり 

ローズ・コナーズ 著 霧のとばり 面白いです。 原題は ”Absolute Certainty” です。 「マーティ・ニッカーソン・シリーズ」の第1巻目です。 でも続編は、翻訳されていないようです。 裏表紙より 『風光明媚な海岸線と霧の町チャタム。ケープコッドの小さな…

永遠(とわ)の誓いは夜風にのせて

キャサリン・コールター 著 永遠(とわ)の誓いは夜風にのせて 原題は ”The Valentine Legacy” です。 「レガシー・シリーズ」の第3巻目です。 裏表紙より 『1882年、米国ボルティモア。父が厩舎の経営者で、女だてらに人気機種として活躍する「ジェシー・ウ…

青春の坂

葉室 麟 著 青春の坂 面白いです。一気に読みました。 扇野藩シリーズです。 扇野藩の財政は、破綻寸前となった。 藩主「千賀谷右京太夫定家」は、郡代「檜 弥八郎」を中老に登用して藩政改革にあたらせた。 弥八郎はもとは、三十石の軽格だったが、才腕を振…

真夏のオルガンコンサート

アンコール : Christoph Wolfgang Druckenműller Praeludium in D Major 満席で、補助椅子まで出ていました。Ticketを買ったときには、オルガンのペダルが見える席は販売されていなかったのに。価格が手頃な為ですかね。 BWV645が、とっても良かったです。 …

警視の休暇 (-1-)

デボラ・クロンビー 著 警視の休暇 (-1-) 面白いです。 原題は ”A Share in Death” です。 「警視・シリーズ」の第1巻目です。 裏表紙より 『ロンドン警視庁のエリート警視「ダンカン・キンケイド」は、遅めの夏休みを楽しむべく車を走らせていた。 しかし…

傷痕に優しいキスを

ジュリー・ガーウッド 著 傷痕に優しいキスを 面白いです。「ブキャナン兄弟シリーズ」の九作目です。 原題は ”The Ideal Man” です。 裏表紙より 『大学を飛び級で卒業し、若き天才外科医として働く「エリー(エリナー)・サリバン」。彼女はその美貌にもか…

朽ちないサクラ

柚木裕子 著 朽ちないサクラ 「森口 泉 」は、米崎県警広報広聴課に勤務している。二十五歳で入庁して今年で四年目だ。 『平井市女子大生ストーカー殺人事件/警察署職員、両親の被害届を放置中、北海道へ慰安旅行か』と米崎新聞にスクープされた。泉 の所属…

真珠の涙にくちづけて

キャサリン・コールター 著 真珠の涙にくちづけて 面白いです。 原題は ”The Wyndham Legacy” です。 「レガシー・シリーズ」の第1巻目です。 裏表紙より 『「ジョゼフィーナ」は、第七代チェイス伯爵の私生児である。しかしその抜群の美貌と凜とした雰囲気…

雲の果

あさのあつこ 著 雲の果 大変面白いです。 この「弥勒」シリーズ、8巻目になるのですかね。これはシリーズ中でも出色の面白さと思います。「弥生の月」までゆかなくても、「木蓮柿」並みの面白さと思います。 森下町の小間物問屋「遠野屋」の主は、「清之介…

警視の哀歌

デボラ・クロンビー 著 警視の哀歌 面白いです。 原題は ”The Sound of Broken Glass” です。 「警視・シリーズ」の第15巻目です。第一巻は「警視の休暇」です。 裏表紙より 『初老の弁護士が全裸で緊縛、猿轡されたまま、遺体で発見された。 容疑者は新進…

月夜の館でささやく愛

キャサリン・コールター 著 月夜の館でささやく愛 面白いです。 原題は ”The Nightingale Legacy” です。 「レガシー・シリーズ」の第2巻目です。第一巻は「真珠の涙に口づけし」です。 裏表紙より 『両親を亡くして以来、自立した人生を望み、由緒正しき館…

ベルリン交響楽団

ソリスト・アンコール : チャイコフスキー・プレトニュフ編 「くるみ割り人形」組曲より第7番 アンダンテ・マエストーソ アンコール : ビゼー 「ファランドール」アルルの女 第2組曲より 最近、在版のオーケストラトラをよく聴いていますが、これと比較す…

慈雨

柚木裕子 著 慈雨 「神馬智則」は退職した刑事である。妻「香代子」と共に、自宅のある群馬から四国八十八カ所の巡礼に出ている。一番札所から徒歩で八十八カ所の寺を打つ予定だ。 神馬が四国巡礼を行っている理由は、自分が関わった事件の被害者の供養のた…

関西弦楽四重奏団 Beethoen-Zyklus

アンコール無し 奏者3名が京響団員です。常設のQuartetではありません。気のせいか、やはり常設でない欠点があるように思います。 チェロ奏者はとっても上手いです。この人が全体をリードしています。 1st Viollin が弱いです。奏者は曲によって交代します…

約束の地

志水辰雄 著 約束の地 大変面白いです。志水辰雄の小説は、数が少ないですが、どれも面白いですね。 「祐介」は、幼少の頃から、祖父「渋木要市」に育てられた。 昭和二十年三月の東京第空襲の時家族全員が焼死したが、煙に巻かれて窒息死している母の躰のし…

『古楽器』よ、さらば ! 

鈴木秀美 著 『古楽器』よ、さらば ! 単なる音楽好きでも、本書は難しいでしょう。古音楽、古楽器、なかでも弦楽器フアンでないと。 古音楽、古楽器、なかでも弦楽器の演奏、曲、当時の習慣について、演奏時や、CDのライナーノート、音楽書で、書いたことを…

あの夏、湖面にまばゆく

スーザン・ウィッグス 著 あの夏、湖面にまばゆく 普通に面白いです。 原題は ”Summer at Willow Lake” 本書は、レイクショア・クロニクルの第1巻目です。 裏表紙より 『少女時代、太めで分厚い眼鏡をかけていた「オリビア(ロリー)・ベラミーは冴えない思…

エリック・ハイドシェック Mozartプログラム

上記以外に、Mozartの交響曲より、K.421、K551の2楽章が演奏されています。 全て、モーツアルトの2楽章の演奏会です。 また、演奏の前にハイドシェックの挨拶があり、続いて自作にプレリュードが演奏されました。 アンコール : ヘンデル : 組曲第3番ニ…

見つめずにいられない 

スーザン・イーノック 著 見つめずにいられない 大変面白い。 原題は ”By Love Undone” 裏表紙より 『たぐいまれな美貌と聡明さをもちながら、身分を隠し、イングランド片田舎の屋敷で働く娘「マディ・ウィリッツ」。 その静かな日々は、病気の叔父を支える…

情熱の炎に捧げて 

スーザン・イーノック 著 情熱の炎に捧げて 面白いです。 裏表紙より 『「グレンガスク侯爵ラナルフ・マクローリー」は、ハイランド地方最大勢力の氏族長として世の趨勢に抗い、誇り高く生きようとしていた。 ある日、華やかなロンドンの社交界に憧れるラナ…

たくらみは二人だけの秘密

ジュディス・アイボリー 著 たくらみは二人だけの秘密 それなりに面白い。 裏表紙より 『19世紀の英国ヨークシャーの田舎で、ひとりで農場を営む「エマ・ホッチキス」。 ある日、彼女が大事に育てていた子羊が、異国帰りの美貌の貴族「スチュアート・アイ…

すし、うなぎ、てんぷら : 林修が語る食の美学

林 修 著 すし、うなぎ、てんぷら 著者は、かの有名な予備教師です。副題は食の美学です。 林 修の好きな食べ物である。好きから、知りたい、理解したい、という思いから本書は出来上がっている。 林 修がもっともよく通っているそれぞれの料理店主との会話…

マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル

アンコール : チャップリン タンゴ・ナターシャ フェムリンスキー チェロとピアノの為の3つの小品 ”タランテラ” アーン バルケッタ この奏者の演奏会はいつも一風変わっていますね。 フランクが良かったです。 黒鳥の歌、初めて聴きましたがいい曲ですね。…

相嵌 (禁裏付雅帳 六 )

上田 秀人 著 相嵌 (禁裏付雅帳 六 ) それなりに面白いですが、底が浅いですね。相変わらず、繰り返しが多いです。 裏表紙より 『近江坂本へ物見遊山に出かけてはどうか。武家伝奏の提案に、禁裏付の「東城鷹矢」は困惑した。公家衆を相手にするには名所旧…

棲月(せいげつ) (隠蔽捜査-7-)

今野 敏 著 棲月(せいげつ) (隠蔽捜査-7-) 隠蔽捜査シリーズも、七巻目になりました。小説新潮で2016年9月号から連載されていたものです。 内容は全く隠蔽とは関係ありません。少年の殺人や、サイバーテロを扱ったテーマです。 この巻は、これまでの様に…

翔天の刻(柳生兵庫助-10-)

津本 陽 著 翔天の刻 (柳生兵庫助-10-) 面白いです。最後の巻です。 裏表紙より 『天下に武名を轟かせた「兵庫助」も、すでに齢四十半ば。 隠居後、二度目の妻「珠」との間に得た一子「七郎兵衛」に剣才を見出し、その成長を心待ちにしていた。七郎兵衛の…