デボラ・クロンビー 著 警視の孤独(-10-)
面白いです。
原題は ”In A Dark House” です。
「警視・シリーズ」の第10巻目です。
訳者あとがきより
『ロンドンの金融街シティとテムズ川を挟んで向かい合うサザーク地区は、かって倉庫と工場ばかりの殺風景な地区だった。それが近年の再開発によって大きく様変わりした。
そのサザーク地区で、高級マンションに改装中の古い倉庫が燃えた。所有者は地元選出の、再開発事業反対派として有名な国会議員だった。表向きは再開発に反対しておきながら、実際はデベロッパーまがいの事業に手を出していた。それだけでも世間の批判の的になりかねない状況だというのに、火災現場からは死体が発見された。しかも火災には放火の疑いがあるという。
大物政治家がらみの大事件。捜査にはデリケートな気配りが要求される。そのかじ取りを任されたのが、スコットランドヤードの「ダンカン・キンケイド」警視だ。ところが、彼の能力をもってしても捜査は難航した。遺体の身元さえわからない。そうこうするうちに第位にの火災が発生。事件は連続放火の様相を帯びてくる。
一方、警部補に昇進してノティング・ヒル署で仕事に追われる「ジェマ・ジェイムス」警部補は、ーーーーー』
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