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不埒な公爵のキスの作法

ローラ・リー・ガーク 著 不埒な公爵のキスの作法

 

 原題は、”The Wicked Ways of A Duke" です。面白く読みました。

 ”The Girl-Bachelor Chronicles" シリーズの第二巻です。

 

 訳者あとがきより

 『前作は出版社で秘書として働く「エマ」の恋模様でしたが、本作は仕立屋でお針子として働く「プルーデンス・ボズワース」のロマンスです。エマと同じリトル・ラッセル通りの下宿屋で暮らすガール・バチュラーがヒロインですから、大家の「モリス夫人」をはじめ、お馴染みの顔ぶれが登場します。

 プルーデンスは父親を知らずに育ち、十四歳のときに母親までを亡くして、郷士である叔父夫妻のもとに身を寄せるものの物心ともに思いやる余裕をなくしている一家には居場所はなく、十七歳になったのを機にロンドンに出て、ひとり暮らしをしながらお針子として身を立てることにしました。十一年が経ち、やっとお針子頭として部下を抱える身になりましたが、朝早くから夜遅くまでこき使われる生活は相変わらずでしたし、客にどんな理不尽なことを言われてもひたすら耐えるしかないこの仕事に疲れを覚えはじめていた。そんなある晩、社交シーズン最大の舞踏会が開かれ、プルーデンスはほかのお針子たちとともに会場に詰めて、様々なアクシデントにより破れたドレスを縫うべく、せっせと針を動かせていました。性格の悪い客のドレスを縫っているとき散々に嫌味を言われたあげく、針箱を蹴飛ばされてしまいます。相手は伯爵令嬢で店の大得意客。我慢しながら床に飛び散った針箱の中身を集めだしたとき、糸巻を拾って差しだしてくれたハンサムな男性と出会います。さらにその男性が夜道で襲われた女性を助けている場面に遭遇し、プルーデンスはすっかり心を奪われてしまうのです。

 その男性こそ「セント・サイアス公爵ことリース・ド・ウィンター」でした。長らく英国を離れていましたが、先代のセント・サイアス公爵が亡くなったのを受けて帰国し、新たな当主となったばかりです。しかし公爵家は何代にもわたって借金を積み重ねてきたせいで財政状況は逼迫しており、このままでは破産を免れそうもありません。追いつめられたリースは莫大な持参金を運んでくれる花嫁を見つけるべく、くだんの舞踏家に顔をだします。そこでプルーデンスと出会い、ひと目で惹かれますが、お針子では心を満たされても懐は満たされないことから、淡い思いを抱いたままその場を立ち去ったのでした。

 ところが、プルーデンスの身の上が大きく変わる出来事がおこります。顔も知らない父親が実はアメリカに渡って成功し、億万長者になったうえに、巨額の遺産を遺し亡くなったのです。一年以内に結婚することを条件に巨額の遺産を受けとる権利を得たプルーデンスの身に何が起こるのかーーーーー』

 

 

 

 

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