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寮生(1971年、函館)

今野 敏 著 寮生(1971年、函館)

 

 主人公の名前は明かされていません。(だぶん) 「僕」と「おまえ」で表されています。

 主人公は、1971年4月に函館にある男子高校に入学し、寮に入る。寮は一年生の入る一寮、二年生の入る二寮、三年生の入る三寮に分かれている。入寮した一年生は、修学旅行にでも来たような気分で、みんなハイな状態であつた。中学二年の時、塾が同じであつた「八田」と出会いう。

 そんなハイの気分が飛ぶ事件が起こる。夕食後一年生全員に集合がかけられ『根性をたたき直してやる』『この寮で暮らす心得を教えるからよく聞け』と怒鳴られた。

 八田の紹介で、「古葉」ら四人の友人が出来、毎晩レコード室で音楽を聞いていた。

 二年生が寮の屋上から飛び降り自殺をした。昨年も同じ時期、同じ時間帯にも二年生が飛び降り自殺をしている。毎年誰かが死ぬという伝説もあった。一年生が呼び出され怒鳴られた事も関係しているようである。

 しかし古葉は自殺ではないと考えて、古葉を中心に主人公たちは調査を始める。

 

 本書は、これまでの今野の小説とは毛色が違います。でも、やはり、今野の小説では『隠蔽捜査シリーズ』が一番面白い。

 

 

 

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