警視庁情報官~ブラックドナー~

濱 嘉之 著 警視庁情報官~ブラックドナー~

 

 本シリーズも第四作目である。第一作目から比べると説明調なところは少なくなり、こなれていきており、小説らしくなっている。

 警視庁総務部企画課情報室室長であり、総務部の筆頭理事官である 黒田純一警視は休暇とり、恋人 遙香 と共にハワイのリゾートホテルに来ていた。看護婦をしている遙香は偶然 患者を見つけて黒田に言う。「宝田さんはヤクザの親分で肝臓移植が必要で、アメリカの病院に入院した筈だったけど」

宝田の行方は、ここ半年警察内で全く把握出来ていなかった。

黒田はハワイでみた宝田から、政界、ロシア、中国による対日有害活動、宗教団体の違法活動、ヤクザのマネーロンダリング、臓器密売と芋ずる式に摘発して行く。

 

 

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