刑事小町(浅草機動捜査隊ー4-)

鳴海 章 著 刑事小町(浅草機動捜査隊ー4-)

 

 前巻で五十日の停職処分となった 辰巳悟郎巡査部長 に代わって、小沼優哉が主人公になる。辰巳、小沼の上司 成瀬も移動し、稲田小町警部補 が後任として移動してくる。彼女は「引きが強い」、「運を持っているデカ」と言われている。すなわち良く事件に出くわすという事である。

 小沼は、稲田と相勤者を勤めることになり、早速事件に出くわす。不審者に抱きつかれた女性の事件、続いて、立っている自殺死体ーこれは自殺ではなく殺人となるーを臨場する。この立っている死体は、連続殺人の可能性があり、捜査一課第五強行犯特別捜査第二係が隠密裏に乗り出してくる。小沼はこの捜査一課に呼ばれる。

 本庁捜査一課といえば、刑事にとって最高の花形部署である。だが希望すれば行けるようなところではなく、捜査一課から声がかからなくてならない。

 こうして、小沼は指揮側のスタッフとして全体を見渡すようになる。

 事件は解決する。小沼はこのまま捜査一課へ行くのではなく、しばらくは持っている人の下で修業するようにと言われる。

 

 

 

 

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