オータム・スペシャルコンサート

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アンコール* 無し

 

 大変良かったです。

 一曲目はなんとなくパーとしないなーと思いました。

 二曲目の Duet の三楽章、Vn のピチカートとピアノの掛け合いの辺から俄然よくなりました。

 三曲目の Quintet は、熱演でした。常設の Quartet とは違い、上手いプレヤーが集まつてするアンサンブルです。 

 VnⅡとVc に上手い人が入ると違いますネ。特にVnⅡ がとっても良くて、VnⅠ とVnⅡ が一緒に弾く箇所などとっても良かったです。デュメイも VnⅡ に引っ張られてますますノリノリになっていました。

 楽しかったです。

 

追記

 Quintet の第二楽章が始まる時、デュメイさんは間違って第三楽章を弾き出した。混乱しましたが、ピアノやチェロがデュメイさんに合わせて、三楽章を弾き出しましたが、デュメイさんも気付き、演奏を止めました。改めて二楽章の頭から始めました。

 

  

 

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ベルリン・フィルハーモニー・オーボエ・カルテット

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アンコール : Mozart 「魔笛」より 夜の女王のアリア

 

 楽しい音楽会でした。

 

 今秋のベルリン・フィル アジア・ツアーは日本だけです。

 13日、名古屋からスタートし、14日、15日大阪、16日福岡、19日川崎、20~22日東京で終わりです。プログラムは二つです。off の日を利用して、今日は堺、明日は岩手でこの演奏会があります。

 チェロは、ベルリン・フィルのメンバーではありません。一曲目、二曲目では、チェロと他の楽器で、違和感がありましたが、三曲目では全くありませんでした、

 チェロ以外の三人は、ベルリン・フィルという音がしていました。魔笛では、弦三人の和音は綺麗でした。なかでも Vn と Va は常にきれいな和音でした。Quartet ではなかなか聞けない音です。

 Ob、も弦も素晴らしいです。ベルリン・フィルでは、Top ではなく、ちょうど中ほどに座っているメンバーですが。

 魔笛では、佐渡さんの軽妙なナレータが楽しめました。縦笛、フルート (とてもパユとはいきませんが)、冒頭と最後は指揮もしていました。

 

 佐渡さんのプロデュースかなと思ったのですが、チラシには、ハルトマン(Ob)のリクエストで、友情出演です。

 

 このチラシもわざわざ貰いに来たのですが、「ない、作っていない」と言われたのですが、今日行くとありました。

 満席でしたが、客席は、315名です。人数が少ないし、満席になったのでーーーー

そういえば、同じく満席の辻井伸行のチラシもあまり見かけないなーあーーーー

 このホールには、チケッツト発売について文句が一杯ありますが、おいおい書いていきます。

 

 

 

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パワー・プレイ

ペニー・ジョーダン 著 パワー・プレイ 

 

 面白いです。

 

 訳者あとがきより

 『「レイチェル・リー」は、十七歳になるかならないかせ強姦された。血まみれのレイチェルはいつか必ず復讐をしてやると誓った。

 貧しく、学なく、天涯孤独のジプシー娘が、強姦者とその仲間であるオクスフォードの学生で、上流階級の子弟である男たちにどうやって復讐を遂げられるのか。ーーー

 

 十一年ののち、待ちに待った報復の機会がやってきた。ーーーーー』   

 

 

 

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ベルリン・フィル ズービン・メータ指揮 Bruckner 8 & Eroica、Don Quixote

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第1夜、第2夜 : アンコール無し

 

 

 今日は、Bruckner No.8 でした。

 メーターは昨年秋には、車椅子で登場しましたが、今回は杖を突いて、一人で歩いて登場です。

 Bruckner No.8 は、初めて聴く曲だと思います。自宅で聴いても、この迫力、ダイナミックレンジは味わえないでしょう。

 ベルリン・フィルは、さすがという演奏でした。

 

 この楽団の特徴は、すべてのプルトの奏者が全力で弾いている事と思っていましたが、プログラムにも、書いてありましたが、音程、リズムを合わせることを第一に考えず、各奏者が最高の演奏するため、全力を尽くす事を第一に考えている。すなわち全身全霊を傾けて、真剣勝負をしているとありました。

 このように、凄みのある演奏をし、且つ、音程、リズムがぴったりと合う時、最高の瞬間となるのです。

 

 今日は、ドン・キホーテホーテとエロイカでした。

 今日もさすがベルリン・フィルという演奏でした。

各セクション、メロディーになるとくっきりと浮かび上がるという演奏です。

 ドン・キホーテチェリストは、ソリスト風に一段と高い位置に座りますが、ビオラは、通常と同じ位置で、ソロも弾くし、Tutti も弾いていました。

 ビオラ、凄く上手いです。ビオラではなくヴァイオリンを弾いていれば、素晴らしい音楽家になつていたと思います、

 Beethven  管は二管編成、弦は、ブルックナーR.シュトラウスと同じ大編成です。

VnⅠ で 8プルトです。やはり多いのではないでしょうか。昔風の演奏です。

 

 それにしても、ベルリン・フィルは、シンフォニーホールの方がズート良いと思います。シンフォニーホールで聴きたい。

 

 

 

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ウィーン・フィル クリスティアン・ティーレマン指揮

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プログラム変更 : 「こうもり」 → オペレッタ「ジプシー男爵」序曲

 

アンコール : エドゥアルト・シュトラウス1世 ポルカ・シュネル

                     「速達郵便で」 Op.259

 

 

 大変良かったです。終始緊張感がありました

 ウィーン・フィルは、毎年この時期に、来阪していますが、今日は近来にない出来です。当然クリスティアンティーレマン指揮だからでしょう。

 この楽団の最初の団員 登場は好感が持てます。コンサート・マスターが先頭に、位置について客席の方を見て、楽団員がそろつてから着席します。

 今日のコンサートマスターは、右手の動き、体の振り、から素晴らしいコンサートマスター振りです。Tutti の時でも、コンサートマスターの音が直接聞こえてくる気がしました。

 管楽器、木管、特に金管は素晴らしいです。管楽器は、頻繁に Top が変ります。誰でもが上手いのでしょうね。当然、弦セクションも素晴らしい音色です。

 

 最初パンフレットを見たとき、変な選曲だと思ったのですが、最初の一音を聴いただけで、そうではないと感じました。この選曲は、ウィーン・フィルの良い面をみせてくれる考えられた選曲です。

 ウィンな・ワルツになって、だれるかと思っていましたが、そんなことはなく、ワルツでも緊張感がありました。

 

 ティーレマンは少しせわしない人ですね。登場や退場に表れています。

 

 

 今週末は、ベルリン・フィルです。楽しみ。

 

 

 

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サー・アンドラーシュ・シフ&カペラ・アンドレア・バルカ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会 第1日

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アンコール : Beethoven ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.37

         「皇帝」より 第2楽章、第3楽章

       Beethoven  ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 Op.81a

         「告別」より第1楽章

 

 

 大変良かった。

 ピアノも良かったし、オケも良かった。

 ソロ・ピアノとオケが一体となって、とけあい、融合していました。これほど、オケとピアノが一緒になった演奏は初めて聴きました。これこそ理想的な弾き振りだと思います。

 ピアノのカデンッアもソロも、素晴らしい響き、タッチでした。 

 楽章間の休みはほとんど無く、前楽章の緊張感をもって、次の楽章が始まります。

 

 第3番がとっても良かったです。2番、3番が演奏された前半が終わった時、明日の第2夜も聴きたいと思いました。

 しかし、もり沢山のアンコールを聴いて、これでもう十分と思いました。

 演奏終了後の、after Talk では、ピアノソロ(これもとっても良かった)も含めて、一度引っ込み楽器を置いた楽団員の大半がシフの話を舞台上で聞いていました。このツアーで今日だけの after Talk です。

 

 このツアーは、北京2公演、上海2公演、東京3公演、大阪2公演、ソウル、インチョン、香港2公演です。Beethoven のチクルスをするのは、東京、大阪、韓国です。

 

 バイオリニスト塩川悠子は、シフの奥様だそうです。1st の2puruto 目で弾いていました。

 

  3月には、ピアノ・ソロの演奏会があります。楽しみです。

 

 

 

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落花狼藉

朝井まかて 著 花狼

 

 面白いです。

 

 本書は、吉原の西田屋「甚右衛門」の女房「花仍(カヨ)」の物語である。

 

 四、五歳の頃、一人でうろついていてひろわれ、西田屋の娘分として内所で育った。勝気な子で、結局貰い手がなく、甚右衛門が嫁にした。

 御免状を得た経過から始まって、二代目甚右衛門の時の日本堤への移転話、そして江戸大火、三代目甚右衛門へと続くまでーーー

 

 当然、遊女の話が中心である。

 

 

 

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