トリガー

真山 仁 著 トリガー

 

 面白いです。

 

 筆者の小説らしく、時事的で、設定も 2020年の東京オリンピックとなっています。

 

 前置きが長く、登場人物も多才で、国籍が三か国、日本、韓国、アメリカとなっています。

 

 北朝鮮工作員が次々と殺される。北朝鮮工作員の日本ボス「和仁直人、ユ・ムンスク」が、犯人を探っている。

 和仁は、顔見知りの元内閣情報調査室長「冴木治郎」に相談を持ちかける。

 

 更に米陸軍国際技術センター・太平洋主任研究員「レイチェル・バーンズ中佐」が、むごい遺体となって発見される。

 

 更に東京オリンピック馬術競技が始まるときに、東京五輪馬術競技勧告代表で、ソウル中央地方検察庁検事で、且つ現職大統領の姪である「キム・セリョン」が狙撃される。-----

 

 

 

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ジャン・ロンドー チェンバロ・リサイタル

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アンコール : F.クープラン 神秘的なバリケード

       ラモー 組曲 イ短調より 「3つの手」

 

 良い音楽会でした。

 演奏曲順は、BWV997、BWV906、K.132、K.175、K.208、K.119、BWV974、

       K.6、K.481、BWV971、BWV1004、でした。

 

 緊張感をたたえた演奏でした。聴く方にも、緊張を要求するような演奏です。

 

 極めて、地味な演奏会です。

 

 

 

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SQの饗宴Vol.3 ドーリック・クァルテット

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アンコール : バルトーク 弦楽四重奏曲 第5番 より 第3楽章

 

 大変良かったです。

 

 コンクール優勝時より、VnⅡ と Va のメンバーが代わっています。

 

 常設の弦楽四重奏団ならではの良さが、随所にみられます。

素晴らしい和音、早いパッセージでのアンザッツ、フォツテッシモでもためらいもなく一斉に大きな音を等素晴らしいです。

 

 

 

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錯迷

堂場 瞬一 著 錯迷

 

 面白いです。

 

 神奈川県警捜査一課長補佐「萩原哲郎」は、一課長「仲本一郎」に呼び出された。

同じ部屋にいながら、どうして外に呼ぶ出されなければならないのかーーーー。

 

 『桜庭利佳子が亡くなった』、五十七歳、鎌倉南署長である。

 『事故じゃないでしょうね』

 『心不全だ』

 『まさか自殺じゃないでしょうね』

 

 『お前、鎌倉南署に行ってくれ』

 『葬式ですか』

 『違う。署長になるんだ』

 警視になって三年目、まだ駆け出しだ。二段飛ばしぐらいの異例の人事だ。

 

 『僕の口から言いにくいが、自殺らしい』

 

 警務課長、一課長、監察官室長がそろったところで、

警務課長が

 『この会合は内密に頼む。三日後、鎌倉南署に赴任してもらう』

 『所轄からの報告がおかしい。鎌倉南署ぐるみで事実を隠蔽している可能性が高い』

 『内密に調査して欲しい』

 

 こうして荻原は、鎌倉南署長として赴任する。-----

 

 

 

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飛雲のごとく

あさのあつこ 著 飛雲のごとく

 

 大変面白いです。一気に読めました。

 

 「新里林弥」は元服した。鳥帽子親は「小山田正近」だ。元大目付である。

 年が明ければ、十七歳だ。新里家の当主として家を背負わなくてならない。家族は、母「登勢」、義姉「七緒」だ。

 兄「結之丞」は、林弥のとって、父であり、剣の師でもあった。四年前に唐突に消えた。惨殺されたのだ。

 登勢と七緒は、結之丞の死の真相を明らかにしたいと考えている。

 

 兄の死の真相は闇に沈められたままだ。それを明らかにすれば、礎が揺らぐと林弥を諭したのは正近だ。

 

 二年前、林弥は、七緒の兄「生田清十郎」を密かに斬っている。清十郎が兄を討った刺客であることを知り-----。』


   


 
☆☆☆☆☆
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古楽最前線 2019 Vol.2 ピエール・アン(チェンバロ)

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アンコール  :

       J.S.バッハ

1. サラバンド無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004より)

2. プレリュード(リュート組曲 ト短調 BWV995より

        C-B.バルバドール:

3. クラヴサン曲集 第1集から 第11曲 ラ・リュジャック

 

 上記以外に、に後半冒頭で

      J.S.バッハ

1. アリア(イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989より)

      ヘンデル

2.序曲「忠実な羊飼い」より  transcription Pierre Hantaï  (奏者による編曲)

  が追加されました。

 

 

 とっても素晴らしい演奏会でした。

 でも、いずみホール所蔵のチェンバロで、このホールで演奏会を開くのは少し無理があるように思いました。こう思うのは私だけかな。 

 西宮の芸文小ホール位が良いのではないでしょうか。

 チェンバロは、やはりサロンとか、個人の邸宅とかで威力を発揮するのではないでしょうか。

 

 

 

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前橋汀子~J.S.Bach 無伴奏ソナタ&パルティータ全曲~

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アンコール : 無し

 

 良い音楽会でした。

 

 チンチクリンのおばちゃんが、でっかいド派手な真っ赤なドレスを着て、歩きにくそうに出てきたときには、唖然としました。 悪口を承知で書きました。前橋汀子の演奏会は初めてです。服の趣味が悪いですね。

 

 体形に合わせて、音が小さいですね。楽器は響きも良くて、とっても良い楽器のようです。

 出てくる音は小さいけれども、上手いです。Bach にふさわしく、淡々と弾き、音楽の良さで盛り上げる様な演奏でした。

 

 無理に6曲ではなく、4曲または3曲でいいのではないかと感じました。もっとも、私も、6曲だったから切符を購入したのですが。

 

 

 

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