所轄魂

笹本稜平 著 所轄魂

 

 大変面白かったです。

 

 「葛木邦彦」定年を七年後に控えている、警部補である。

 葛木は、警視庁捜査一課の殺人犯捜査係主任であったが、二年前に妻を亡くしてから、異動を願い出て、所轄の刑事課へ移つた。城東警察署、強行犯捜査担当係長である。

 葛木の息子「俊史」は、最難関の国立大学から、国家公務員のⅠ種試験に合格し、警察庁に入庁している。今年四月の人事異動で警視庁捜査一課の管理官に着任した。二十六歳で警視である。父親からは見上げる位置にいる。

 横十間川親水公園内で、二十代とみられる女性死体がに見つかった。絞殺であった。犯人を特定できる遺留品もなく、目撃証言にたよるしかなかった。

 捜査本部が設置された。俊史が管理官として出張ることになった。管理官として初めての仕事である。

 一緒に来るのが、捜査一課殺人犯捜査十三係「山岡宗男」係長である。いわくつきの人物である。

 

 こうして捜査が始まる。

 

 

 

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ニューイヤーコンサート2019 ローマ春のレスピーロ

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アンコール : 日本民謡 「お江戸日本橋

         Puccini ラ・ボエーム 「ムゼッタのワルツ」

 

 イタリア版のNew Year Concerto です。昨年の方が盛り上がった様に思いました。

 ワインの紹介があるように、一階席は丸テーブルが出て演奏中も、ワイン飲み放題です。でも一階席は、協賛企業が買い占めていて、新年会状態です。

 

 

 

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仕掛(禁裏付雅帳-七-)

上田秀人 著 仕掛(禁裏付雅帳-七-) 

 

 禁裏付雅帳シリーズの第9巻目です。

 

 作者の悪癖である、以前書いたことを再び書くが多いシリーズです。ページ数も少なく、-すかすか- です。

 

 裏表紙より

 「南條蔵人」が禁裏付役屋敷に押し込んできた。幕府に喧嘩を仕掛けたに等し狼藉は、「東城鷹矢」にとってまたとない好機だった。

 捕縛した蔵人を老中に差し出せば、朝廷の弱みを探るという密命を果たすことができるからだ。そうされては窮する者が、蔵人の口封じに動くのは必定。

 鷹矢は厳重な警護態勢をしき任務を遂行しようとするが、おもわぬ妨害工作を受ける。

 暗躍しているのは、一体だれなのか?ーーーーー』   

 

 

 

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ニューイヤー・コンサート2019 ウィーン・リング・アンサンブル

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アンコール : J・シュトラウスⅡ 美しく青きドナウ

        J・シュトラウスⅠ ラデッキー行進曲

 

 TV中継されていた、ウィーン・フィルのNew Year Concerto と全く同じです。当然編成規模は違いますが。ウーィンまで聞きに行かなくてもいいのではないでしょうか。

 テレビで解説していたキュッヒルさん以外、全員ウィーン・フィルのメンバーです。

ワルツのリズムなど、全く同じです。

 最後の曲では、キュッヒルさんが打楽器にまわって、楽しんでいました。

アンコールには、おなじみのドナウ、やラデッキーです。

 

 プログラムによると、彼らは、ウィーンで、12/30、12/31 と上記と同じ演奏会をこなし、1/1には、ウィーン・フィルのNew Year concerto 、そして、1/3 には横須賀で、1/4 は名古屋でと、1/5今日、大阪で、ーーー 、1/12 が日本公演最終日です。

 

 

 

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蘭方医・宇津木新吾 : 1 誤診

小杉健治 著 蘭方医・宇津木新吾 : 1 誤診 

 

 蘭方医・宇津木新吾シリーズの第一巻目です。

 

 「宇津木新吾」は、七十俵五人扶持の御徒衆「田川源之助」の三男で、二十二歳。

 「宇津木順庵のの養子になり、長崎に遊学をさせてもらい、江戸に帰ってきた。

 長崎での師匠より、「村松幻宗」宛ての手紙を託される。

 「村松幻宗」を訪ねてゆく。幻宗は蘭方医である。

 待合には人があふれていた。また、幻宗の施術を診て手際のよさに目を見張った。しかし。幻宗は薬礼をとらなかった。

 新吾は、幻宗の所で、働くことにする。-----

 

 

 

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分断(講談社文庫 百万石の留守居役-12-)

上田秀人 著 分断( 百万石の留守居役-12-) 

 

 百万石の留守居役シリーズの第12巻目です。

 上田秀人のシリーズでは、この講談社での作品が一番優れています。おそらく編集者が良いのではないでしょうか。

 

 「瀬能数馬」は越前で騒動になった。それを助けるべ「本多長政」の娘で、数馬の妻「琴」が助けに駆け付けた。そのまま京へ行く予定であったが、義父長政より、至急金沢に帰れという伝言が届く。

 長政に、将軍家からの召喚を受けたという。長政は、数馬に同行せよと言っている。

 金沢では、長政は藩主「綱紀」と話をしていた。綱紀は、越前での手柄で、数馬に五百石加増させ、一千五百石にした。

 こうして一戸は江戸を目指す。

 

 

 

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大江戸科学捜査八丁堀のおゆう 4 北斎に聞いてみろ

山本功次 著 八丁堀のおゆう -4- 北斎に聞いてみろ (大江戸科学捜査)

 

 面白いです。

 大江戸科学捜査シリーズの第4巻目です。

 

 裏表紙より

  『新規オープンする美術館の目玉の一つ、葛飾北斎の肉筆に贋作疑惑が浮上した。

 江戸と現代で二重生活を送る元OLの「関口優香=おゆう」は、真贋をはっきりさせるため、江戸で直接北斎に尋ねてみることに。

 しかし、調査を始めた途端に、絵の売買にかかわった仲買人が死体で発見された。

 同心の「伝三郎」たちから疑惑を持たれながらも、おゆうは現代科学と北斎の娘「阿栄」の助けを借りて、事件を追いかける。』   

 

 

 

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