秘匿(刑事・鳴沢了 -8-)

堂場瞬一 著 秘匿(刑事・鳴沢了 -8-) 

 

 大変面白かったです。一気に読みました。

 

 「鳴沢 了 」は、西八王子署で刑事として赴任した。

 恋人「優美」から『時間が欲しいわ』と言われ帰国した。アメリカの研修で一騒動起こし、強制的に研修を打ち切られていた。

 赴任した、前々日に地元の代議士「畠山悠介」が橋から転落死した。西八王子署は十分な捜査をせずに、酔って誤って川に落ちて水死したと結論付けていた。

 西八王子署の刑事課は、だらけきった雰囲気である。その空気を嫌って、一人で自分の車を走らせた。いつのまにか、畠山が転落死したという橋のたもとへ来た。

 気になることを聞き、橋に近い家から聞き込みを始める。 

 

 この巻の相棒は、警視庁捜査一課警部補「石井敦夫」である。

 

 靴のことが色々出てきます。

エドワードグリーンのモンクストラップ

オールデンのコードバン

 

 

  

  

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ゲバントハウス弦楽四重奏団

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●アンコール曲
ベートーヴェン弦楽四重奏曲第2番より第2楽章

 

 プログラムによると、1808年に誕生とあります。クアルテツトにとって、こんなに長い期間がどういう意味があるのでしょうね。当然メンバーが変われば音も、解釈も変わるわけですから。

 

 

  

  

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アトリウム弦楽四重奏団

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アンコール : ボロディン 弦楽四重奏曲 第2番より ノットゥルノ

 

 何日か前に、ホールよりお知らせがあり、1stVn の奏者変更です。

ボリス・プロフィツィンが新しい奏者です。プログラムにも会場にも、新しい奏者の紹介がありませんでした。

 1stVn が変わると四重奏団の印象が全く変わると思いますが、以前のこの団体の演奏を聞いていませんので、なんとも言えません。

 2000年にサンクト・ペテルブルグ音楽院に学ぶ4人により結成されたそうです。

 

 演奏は良かったと思います。

 

 

  

  

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いとど遥けし

蜂谷 涼 著 いとど遥けし

 

 第一章~三章は大変面白かったが、第四章はすこし落ちる様に感じた。

 

 「岩崎莉緒」は、母「香枝」と二人暮らしであった。兄「和馬」は他家へ養子に出ている。

 和馬から、『殿 「龍野藩藩主・脇坂安董」 がお忍びでお越しになる』と知らせがあった。

 莉緒は香枝から、百年前から岩崎家に課せられた役目を聞かされる。

『我が家は、あってなきがごとき家。なきごとくにして、あらねばならぬ家なのじゃ。影と申すべきかもしれぬ』。『我が家は代々おなごのみを育ててまいった。岩崎のおなごはたちは、主君の密旨をうけ、秘かにお役目を全うする。いったん他家に嫁いででも、相手側の内情を探るのじゃ』

 『殿がお運びの際には、お前に御下命があろう。謹んでお受けせよ。』

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 女隠密として家の誇りを賭けて挑む戦い。母娘三代の物語。

 

 

  

  

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関西弦楽四重奏団 Beethoven ツィクルス 第一回

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アンコール : 無し

 

 大変良かったです。前半を終わったところで、次回以降の切符を買い求める人が沢山いました。

 チェロがとっても上手いです。彼が弾く、音程の確かな音に、他の奏者が合わせるので、全体のハーモニーがとっても綺麗でした。

 Beethoven の曲らしい雰囲気も出ていました。

 

 東京芸大で学び、ヨーロッパでの研鑽と活動後、在阪のオーケストラのトップ奏者が中心となった団体である。

 Beethove チクルスの第一回目であり、終演後の拍手にこたえる奏者も嬉しそうであった。

 

 

  

  

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笑う執行人(女検事・秋月さやか)

久間十義 著 笑う執行人(女検事・秋月さやか)

 

 「秋月さやか」は、札幌地検特別刑事部から東京地検特捜部へ移動してきたばかりの28歳の新参検事である。

 地検検事正、特捜部長に挨拶を終え、所属長となる「国分検事、副部長」の部屋に向かった。彼が束ねる特殊第一班はいま某大物代議士の不正献金事件を内偵中で、さやかはこの班にあてがわれた。

 ドアをノックし中に入った。『はじめまして』 と名乗ろうとしたが、三十代半ばくらいの若い男であった。『あなた、保険の勧誘でしょう?』と言った。

 そこへ、国分検事が部屋に戻ってきた。------。

 

 と快調な出だしです。しかし、私には、これ以降あまり面白くありませんでした。

 

 

  

  

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帰郷(刑事・鳴沢了 -5-)

堂場瞬一 著 帰郷(刑事・鳴沢了 -5-)

 

 刑事・鳴沢 了 シリーズ第五巻です。この巻はあまり面白くありません。

 

 裏表紙より

 『父の葬儀の翌日、一人の若者が訪ねてきた。「話があるんです。」

 新潟県警鬼の一課長と呼ばれた父にとって唯一の未解決案件を再調査しろというのだ。奇しくも時効は葬儀の当日であった。

 遺品の備忘録に綴られる捜査へのあくなき執念、不審な元同僚、犯人と名指しされた男、そして謎の記号ーーーーー

 父の遺した事件を追って、雪の新潟を鳴沢はーーーーー。』      

 

 

  

  

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