裏切りのプログラム (ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬)

柳井政和 著 裏切りのプログラム (ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬)

 

 筆者はプログラマーで、現在はゲーム等の開発を行う会社の代表社員である。

 

 表紙裏より

 『「安藤裕美」は、人材派遣会社を経て、プログラマーの転職を扱うベンチャー企業を起業。

 だが、取引先で、自分の会社が送り込んだプログラマーが企業データを暗号化して失踪し、 ”身代金” 七千万円を要求してくるという大事件が起きる。

 極秘に捜査を依頼され、安藤は出資者の「東城院加奈子」から補佐役として奇妙な青年を紹介される。

 その青年は「鹿敷堂桂馬」という。いかにもやる気のなさそうなこのプログラマーに、安藤は苛立ちを覚えるがーーーーー。』 

  

 

  

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薫風ただなか

あさのあつこ 著 薫風ただなか

 

 十万石の石久藩には、上士の子弟のための「藩学」と郷校である「薫風館」がある。

 「鳥羽新吾」は、昨年の晩秋、それまで通っていた藩学から、薫風館に学びの場を替えた。それが、母「依子」の逆鱗に触れ、体を震わすほど憤った。

 新吾の父は家を出て、一度嫁いだが夫と死別し、子もなかったので実家に帰りひっそりと暮らしていた女と暮らしている。この件が重臣たちの不興を買い、減禄こそ免れたものの噂されていた執政入りの話は立ち消えとなった。

 新吾の学友は、下士の息子「間宮弘太郎」、新吾の一つ年下の十三歳「栄太」は領地の外れにある村の名士の息子である。

 父が突然戻ってきた。他言無用と前置きし、『今日は、そなたに折り入って頼みたいことがあってな』 、『薫風館を探ってもらいたのだ』 -----。

  

  

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スタニスラスキー Ⅰ (月が微笑む夜に)

ノーラ・ロバーツ 著 スタニスラスキー Ⅰ (月が微笑む夜に)

 

 面白いです。

 

 心に誠実さと情熱を秘めたスタニスラスキー家の物語の第一巻です。

 

 裏表紙より

 『ある日「ナターシャ・スタニスラスキー」が経営するおもちゃ店へ家族連れがやってきた。幼い娘の手を引き、熱心に商品を見る父親。魅力的な彼に思わず目を吸い寄せられていると、男性が彼女の存在に気づき見つめ返してきた。---欲望もあらわな瞳で。

 とたんに相手の意図を察した彼女は無視を決め込む。

 思い出すのもつらい理由から、これまでずっと異性の誘惑を避けてきたのだ。

 しかも彼には家庭があるのにあまりに無責任だわ。

 そんな心の声を押し殺すナターシャだったが、男性の唇からディナーへの誘い文句がこぼれた瞬間、彼女の怒りに火がついた!ーーーーー。』 

  

 

  

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いつも天使は夢の中に

カレン・ロバーズ 著 いつも天使は夢の中に

 

 原題は”Vanished" です。

 

 忽然と姿を消してしまった幼い娘の行方を捜す母親と、それを助ける男性との恋愛を描いた物語です。

 

 裏表紙より

 『離婚歴のある女性検事補「サラ・メイスン」。7年前、当時5歳だった彼女の娘は忽然と姿を消し、今も行方がわからない。

 ある夜、サラは何者かに狙撃され、頭部を負傷した。

 病院から帰宅した彼女のもとに、深夜、電話がかかってくる。受話器から聞こえてきたのは『ママ、怖い。どこにいるの?』という愛娘の声。ありえない出来事に激しく動揺するサラを支えるのは、元FBIの有能な私立探偵「ジェイク・ホーガン」。

 ふたりのあいだに生まれる愛の行方は?

 そしてサラの娘の身に降りかかった数奇な運命とは?

ーーーーー。』 

  

  

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棲月(隠蔽捜査-7-)

今野 敏 著 棲月(隠蔽捜査-7-)

 

 隠蔽捜査シリーズの最新巻です。

 小説新潮2016年9月号から連載開始です。

 

 新聞チェック、和食の朝食。大森署長「竜崎伸也」の朝は変わらないーーーーはずだった。今日は様子がおかしい。

 長男「邦彦」が『ポーランドへ留学したい』と相談があった。竜崎は『留学については、帰ってから詳しく聞く』と答え、署へ向かった。

 署員が少ない。署のすぐ近くの私鉄の電車が止まっているとのことである。鉄道会社のシステムダウンである。竜崎は、事情を聞くために捜査員を派遣するように指示する。

 続いて、銀行でもシステムダウンが起こっていることがわかり、こちらにも捜査員を派遣する。

 このことが、弓削第二方面本部の「弓削本部長」や、警視庁本部の生保部長の「前園部長」の怒りをかう。

 翌朝五時に電話で起こされた。平和の森公園内で遺体が発見され、他殺体と断定された。少年のリンチ殺人のようだ。

 捜査本部が設置された。伊丹刑事部長が臨席する。

伊丹から竜崎が移動するようだと聞かされ動揺する。

 

 

やはり、大変面白いですね。

 

2017年08月号までの連載でした。

 

 

  

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野村証券 第2事業法人部

横尾宣政 著 野村証券 第2事業法人部

 

 最近は、よく野村證券のお世話になっているし、オリンパスとは仕事で関係があったので興味深く読むつもりでしたが、飛ばし読みになりました。

 

 筆者は、1978年に京都大学経済学部を卒業後、野村證券に入社、金沢支店を皮切りに、第2事業法人部、等を歴任する。

 1998年野村證券を退職し、独立する。コンサルティング会社を設立し社長に就任。

 2011年に発覚したオリンパスの巨額粉飾決算では、粉飾の「指南役」とされ、良く2012年に証券取引法・記入商品取引法違反容疑で逮捕される。

 当初から一貫して容疑を否認。1審、2審で有罪判決を受け、現在、最高裁に上申中。

 

 内容は、どうしても自身の容疑否認になりがちとなっている。

 

 

  

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硝子の太陽 Rouge

誉田哲也 著 硝子の太陽  Rouge

 

 姫川玲子シリーズの第八巻目です。

 玲子シリーズと<ジウ>サーガのコラボ作品です。

 

 ジウ・シーリーズを読んでいないので、どう関連しているのか判りませんでした。

 

 前巻最終話で、姫川班に「菊田和男」が警部補として戻ってくる。

捜査一課殺人犯八係にいる「勝俣健作」警部補やその部下になっている「葉山則之」も登場する。

 

 祖師谷で、単身赴任中の父親を除く一家三人の殺人事件が起こる。姫川班は捜査に入るが、暗礁に乗り上げる。

 玲子は現場付近で、怪しい男を見かける。監視カメラや聞き込みから「上岡慎介」が浮上する。しかし本人に話を聞く前に、代々木で殺される。

 この殺人事件は、勝俣の班が担当となり、姫川は手が出せなくなる。しかし応援要請があり、姫川も上岡慎介殺人事件を担当することになる。

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