グッドバイ

朝井まかて 著 グッドバイ

 

 書籍に関する書き込みをするのは、今年初めてですが、読んだ書籍は14冊目です。

 

 大変面白いと思います。朝日新聞に掲載されていたので、既読の方多いでしょう。

 

 「お希以」は、長崎の油屋町で菜種油を商う、大浦屋の女主である。七年前の弘化三年、十九の年であった。

 お希以は大浦屋の総領娘として育てられた。父は入り婿であった。母は四歳の時亡くなり、父は後妻を迎えた。お希以が十二歳の時、祖父が亡くなった。十六歳の時、隣町で火が出て、油町に移り、大火となり、大浦屋も焼け落ちた。父はみっともないほど動転して、女房と子を連れて、イの一番に外へ飛び出した。そしてそのまま去った。

 お希以は婿を迎えたが、すぐに離縁した。

 

 今日は、阿蘭陀の商船が入港するのを見物に来ていた。番頭「弥右衛門」に顎で命じられて、追いかけているのは手代の「友助」である。

 

 番頭の反対を押し切って、茶葉を阿蘭陀に売ると宣言する。ーーーーー。

 

 

 

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