尾瀬の墓標(顔のない刑事・単独行)

太田蘭三 著 尾瀬の墓標顔のない刑事・単独行)

 

 顔のない刑事のシリーズ第二作です。

 「香月功」部長刑事は警視庁捜査一課第二係第三班に属している。香月は中藤課長に警察手帳と手錠、拳銃を預けている。 ”顔のない刑事” である。

 香月は、坂口刑事心中事件を単独で特命捜査をしている。

 この事件は、尾瀬ミズバショウの中から人間の手がミズバショウの花と一緒に現れたのである。死体は二つあり、一体が警視庁捜査一課の警部補「坂口武郎」で拳銃と共に、もう一体は「西田千賀子」という売春容疑や覚醒剤不法所持で逮捕歴のある女であった。千賀子は、銃で胸を撃たれいること、坂口は頭を銃で撃っていることから、心中と判断されている。

 しかし坂口は左利きにもかかわらず、右手で自殺しているのはおかしいという事から再捜査をしているのだ。ーーーーー』     

      

 

 

  

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