ローラ・リー・ガーク 著 愛の眠りは琥珀色
原題は、”The Marriage Bed" です。面白く読みました。
”The Guilty Series" シリーズの第三巻です。
第一巻の主人公「トレモア公爵」の妹である「ヴァイオラ・ハモンド」が第三巻の主人公です。
「ハモンド子爵」の妻である「ヴァイオラ・ハモンド」は公爵の妹という特別な地位を享受し、きわだった美しさと華やかさを兼ね備えていますが、内実は幸せではありません。夫とのあいだがうまくゆかず、ほとんど別居状態だったのです。
舞台は、1833年 ロンドンです。
裏表紙より
『九年前、公爵家の令嬢「ヴァイオラ」は琥珀色の瞳を持つ放蕩者「ハモンド子爵ジョン」への激しい恋に落ちた。やがて訪れた幸せな婚約期間と情熱的な結婚生活。
だがその半年後、夫が結婚直前まで愛人を持っていたこと、持参金目当てだったこと、なにより自分を愛していないことを知ったヴァイオラは地獄に突き落とされる。
以来家を出て八年あまり、社交界で有名な仮面夫妻だったふたりだが、ジョンのいとこで親友の爵位後継者が亡くなったことで事態は一変する。ろくでなしの次候補に跡を継がせないために、ジョンが選んだ手段は、ヴァイオラともう一度ベッドを共にし、跡継ぎを手に入れることだったーーーーーー』
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