魅せられた瞳 (モアランド公爵家の秘密 -1- )

キャンディス・キャンプ 著 魅せられた瞳 (モアランド公爵家の秘密 -1- )

 

 物語の設定時期は、1876年となっていますので、リージェンシー物ではありません。私には面白く読めました。モアランド公爵家には七人の子供達がいる。それぞれの結婚話がこのシリーズと思われる。

 裏表紙より

 『『今すぐに、この無礼なふるまいをやめなさい』腕をつかんでいる男のグレーの瞳を見たとたん、「オリヴィア・モアランド(公爵令嬢)」の全身に震えが走った。公爵令嬢である彼女を詐欺師と間違えたうえに変人呼ばわりしたその男ーーーアメリカ帰りの「セント・レジャー伯爵」は非礼を詫びたが、オリヴィアは激怒して立ち去った。翌日、彼女の経営する調査事務所の伯爵が現れた。彼は昨夜の許しを請うと、深刻な様子で申し出た。『私の家に2、3週間、滞在してもらえないだろうか?』』

 この小説には、ホラー的な部分がたくさん出てきます。霊媒師、悪霊、壁と突き抜けて歩く女性等の不思議な現象が、物語の大きなテーマの一つとなっています。

 原題は、”Mesmerized"です。”The Mad Morelands Series" です。

 

 

 

 

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