放蕩貴族のレッスン(淑女たちの修養学校-4- )

サブリナ・ジェフリーズ 著 放蕩貴族のレッスン(淑女たちの修養学校-4- )

 

 ハリス夫人の修養学校の第四話です。リージェンシー物です。1803年イングランドが舞台です。原題は Let Sleeping Rogues Life です。訳者によると、原題は、"Let Sleeping Doges Lie" という性教育をすべきかどうかが議論される際に、よく使われる慣用句をもじったのだそうだ。

 本書は、私には面白かったです。

 ハリス夫人の修養学校の理科と数学の教師「マデリン・プレスコット」論理的であり、自然科学分野では豊富な知識があるのに、社会的にはうぶである。名うてのプレイボーイで、放蕩男として有名な「アンソニーダルトン=ノーコート子爵」を利用しようと画策するあいだに、探究心が掻き立てられ、最後には性行為に及び、結婚するといったストーリーです。

 官能的な部分、マデリンとアンソニーの性行為も赤裸々に描いています。

 作家は現代のアメリカ人で、二百年前を舞台に設定しています。

 

 

 

 

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