ぼくは明日、昨日のきみとデートする

七月隆文 著 ぼくは明日、昨日のきみとデートする

 

 「南山高寿」は一目惚れをした。京阪電車に乗ってきた彼女はぼくの前に、来た。『すごくかわいい子』だ。終点の出町柳で降り、彼女は叡山電鉄に乗った。宝ヶ池で降りた彼女を追ってぼくも降りた。彼女の後を追い声をかけた。『メ、メアドを教えてくださいっ。電車の中で見て、一目惚れしました!』。彼女は携帯を持っていなかった。彼女は「福寿愛美」という名であった。二人は付き合いだした。

 彼女は不思議なメモを持っていた。今日は四月二十八日なのに、五月二十三日から、五月二十二日、五月二十一日と日付が逆に、二人の間の出来事が書かれていた。

 

面白いです。

 

 

 

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