田牧大和 著 甘いもんでも おひとつ -藍千堂菓子噺-
穏やかに始まりますが、それなりにジワッと読書感があります。
また、各章ごとに、表題、内容に添った、素晴らしい表紙、が付いています。
「百瀬屋」という菓子店の晴太郎は、父親が亡くなり、父親の後を追うように体を壊して逝った母、百瀬屋を引き継いだと父親の弟である叔父に、言い掛かりをつけられ、身一つで追われる。後を追ってきた晴太郎の弟 幸次郎 と共に小さな菓子店「藍千堂」をひらいている。
藍千堂は、店を譲ってくれ、自分は一介の職人になった茂市と、晴太郎と幸次郎の三人である。
以前は幸次郎が婿になる筈であった、叔父の一人娘 お糸 、これらの人達を主人公に話は進む。
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