とっぴんぱらりの風太郎

万城目 学 著 とっぴんぱらりの風太

 

 冬の陣から夏の陣の時代の、忍びの物語である。戦国の時代では、忍びは重要な役割を担っていた。しかし冬の陣が終わってからは、忍びは不要となって行く。

 伊賀の藤堂藩も忍びはお荷物となっている。放逐すると危険なので理由を付けて忍びを殺している。殺し残った落ちこぼれ忍び 風太郎が主人公である。

 その風太郎と 天川(マカオ)から来ている黒弓はヘマをして伊賀を出て行くように言われる。

 ここから物語は進行してゆく。忍びがだんだん人間性を取り戻してゆく。

通常の単行本の二倍の厚みがあり、746頁まである。読み応えがあります。

 

 

 

 

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