ティレーマン指揮 ウィーン・フィルハーモニー

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 アンコール:エグモント序曲

 

 ウィーン・フィルは今年で30回目の来日。

これまで何回聞いたかな? カラヤンショルティアバドカール・ベーム、シノーポーリー(カルロス・クライバーの切符を買っていたが、キャンセルで)、小澤征爾、そして今回、だいぶ間が空いている。(もう少し時間をかけて探せば他のプログラムも出てくるかもしれないが) 数を聞いている割には時がたったせいか印象薄い。2008年のベルリン・フィルの印象が強烈に残っているせいか?

 

 新装なったフェスティバルホールへは初めて。ホワイエからのエスカレーターの天井が極端に低い。出入り口が少なく、退出に時間が掛かる構造。出火時が怖い。

会場は、年配の御夫婦が大半。男性は背広、ネクタイがほとんどで、女性もおしゃれな服装。

 

 今回の座席は、BOX席の後ろ4列目、真ん中で全体を見渡せ、且つ音も最も良い席である。

 

 コンマス、ライナー・キュッヒルを先頭に整然と入場、全員揃うまで着席しない。着席後、すぐコンマスが立ってチューニング。気持ちがいい。

 

 日本公演初日なので、君が代、オーストリア国歌が聞けるかなと期待したがなかった。最近はやらないのかな?

 

 弦楽器の編成と配置は、右からVnⅠ(7プルト)、Vc(4プルト)、Vcの後ろにDB(3プルト)、Va(6プルト)、VnⅡ(7プルト)、が一曲目、二曲目(運命)は、Vc(5プルト)、DB(4プルト)、で低弦の補強。管楽器の増加に併せた為か? 女性奏者は、Vc、Va、VnⅡ、Fl、に各一名と少ない。

 

 演奏は弱音に特徴があった。ピアニッシモで木管がソロを吹く時、弦楽器は極めて音量を抑え、木管が極端に目立つようにする。強音では、エネルギッシュで、躍動感がある。木管ソロは、名人芸では無い。楽譜通り、ベートーベンが意図した通りの音が出ていたと思う。

 

 全ての演奏終了後、コンマスの合図で退席、コンマスは前を塞がれ、結局最後に舞台をでる。楽譜係が譜面を集める。DBの楽器係もラフな服装に着替えて(長身の女性)DB全員の弓を集めだす。

 

 

 

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