糸車

宇江佐真理 著 糸車 を読みました。

 

今年初め図書館に予約して、やっと借り出せました。

またまた、病院の待合室で全巻を読みました。

 

深川、右衛門店という裏店に住む、お絹は独り暮らしの女で三十六歳になる。

小間物の行商をして生計を立てている。

彼女の夫、市次郎は松前藩で家老を務めていたが、藩主の参勤交代の伴をし江戸へ上がったのは五年前。二年後息子、勇馬を呼び寄せた。息子が江戸ヘ着いてすぐに、市次郎は藩内の不平分子により命を落とす。また、勇馬が行方不明となる。

お絹は勇馬を探すべく、江戸に出てきているのである。

お絹は、前向き、明るく、涙もろく、お節介である。

 

宇江佐真理流の手慣れた物語である。

 

 

 

 

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